にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

まんが日本昔ばなし

2006年02月14日 | 日々のこと
アルバイトから帰ってから、「まんが日本むかしばなし」の録画(とても好きなので、再放送はけっこう録りためているのです。)を観ました。

「雪女」の回でした。

「雪女」にしても、「鶴の恩返し」にしてもそうですが、
人間ではない生き物が、美しい人間の女の人に化けて男の人のお嫁さんになり、
その後正体がばれてしまって、別れ別れになってしまうという昔話はけっこうたくさんあると思います。

ときにそれが、蛇や竜だったりすると、「人間の男が化け物に騙された」「恐ろしいことだ」というふうに描かれるのですが、わたしは、小さい頃から「男のほうが悪い」と思ってました。

「悪い」というのは、「騙されるほうが悪い」というのではなく、たいていの場合、「けっして○○しないでください」という妻との約束を男は破っている。

これは、男が悪い。

というのがわたしの意見で、これはいまもかわってません。

「男だから。女だから。」という理由ではなく、
「相手が人間だろうが蛇だろうが、約束を破るのは相手の信頼を裏切ることだから、無条件に悪い」という、自分の価値基準によるものです。
(そのわりには、自分の弱さやもろもろの事情で約束を守れないことがけっこうあります。・・・反省。)

一度、あまりにも力説するわたしを、友達が不思議な目で見ていたことがありました。


・・・いわれてみればたしかに。

なんでそこまでわたしは「人間ではないもの」に感情移入しているのでしょうか。いまだナゾです。(じつは、わたしも人間ではないのかも?)

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2 コメント

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Unknown (jip code NY)
2006-02-16 10:57:12
通りがかりの者です。

「~するな」のタブーですね。

日本だけではなく海外にも多くの神話や物語があります。「パンドラの箱」とか。

鶴女房の物語は、愛する人に対して絶対に「秘密」を持ってはいけない。守る側も、守らせる側にも重荷になって、最終的には関係自体が破綻するのだ。という事を示唆していると思われます。

一度した約束を破る方も勿論悪いのですが、男は鶴が去った後に死ぬほど後悔しているので許してあげてはどうかと(苦笑)。

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Unknown (ゆき)
2006-02-16 19:50:21
jip code NYさま。はじめまして。ようこそ。

おっしゃるとおり、鶴が去ったあとに死ぬほど後悔しているので、許してあげたほうがよいですねえ。



この日記を書いてから思ったのですが、

そもそも、人間関係なんて、誰がいい、とか誰が悪いとか、そんな単純なものではないですよね。



愛している人の秘密だからこそ、どうしても知りたくなってしまったり、愛している人との約束だからこそ、ささいなことでも、守ってくれなかったことが身を切られるほどつらかったり。



そんなところに、人間関係の難しいところと素敵なところがつまっているのかもしれませんね。
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