にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

2013 Sheila's workshop in Kyoto report vol.4

2013年05月10日 | 2013 Sheila's worksh
16th, April. 2013 13:00~17:00 at le club jazz
 
Sheila Jordan(vocal)
Peter Miherich(piano)

2013 Sheila's workshop report vol.4
"Dream a little dream of me" lyrics by Kahn/music by Andre,Schwandt


参加者:
Dream a little dream of meを歌います。
キーはCで、2コーラス歌います。
2コーラス目は後半から歌います。
最後の2小節を3回繰り返します。

Sheila:
Tag endingね。
イントロはどうしますか?

参加者:
4小節です。

Sheila:
それではテンポをだしてください。

(参加者が歌う)

Sheila:
すごくいいですよ。
一番大切なのはリズム感(time)です。
ここにいる皆さんは、みんな素晴らしいリズム感を持っていますね。

それから、英語をすこし勉強してください。
あなたは、自分が歌っている歌詞の意味がわかっていますか?

参加者:
はい。

Sheila:
それでは、歌詞を読んでください。

(参加者が歌詞を読み、birdsとblueという単語の発音を訂正される。
Fのブルースに合わせて、参加者が何度も注意された単語を歌う。)

Sheila:
英語の発音を勉強するともっとよくなると思います。
それから、もうすこしリラックスしたほうがいいわね。
マイクをずっと固く握りしめていましたから、あなたがとても緊張していたことがわかりましたよ。
きっとマイクは、「きゃー助けて~。わたしを殺す気~??」と叫んでいるわね。
(シーラさんが甲高い声でマイクの心境を代弁してみせ、一同爆笑)

マイクをスタンドにおいて、手は自然にね。

歌もリズム感もとてもいいので、英語も一緒に勉強してくださいね。
birdの発音も、気をつけてね。

他の参加者:
ものすごく緊張しているときは、マイクスタンドを使ったほうがいいですか?

Sheila:
そうね。緊張すると、マイクを握りしめてしまいますからね。
もし緊張したら、座って、ゆっくり深呼吸するよう努力してくださいね。
そして自分にこう言い聞かせるの。

「わたしは歌わなくちゃいけない。なにがあっても。
歌うことはわたしの人生の一部で、存在の一部なんだから。」

そして深く息をしてくださいね。

わたしはいつも歌い始める前にそうしてるんですよ。
この音楽を歌い始めてから60年になりますが、今でも緊張することはあるのよ。
もちろん、ものすごく緊張するというわけではないけれど、それでも初めのうち、少しはね。

だから、きちんとした楽譜を用意することが大切なんです。
楽譜さえきちんとしていれば、他の心配をする必要がないのよ。

これはわたしの経験なんだけど・・・昔きちんとした楽譜を準備していなくて、共演者が間違ったコードチェンジを弾いたの。

これはみんなに言えることです。

初めてバンドで歌い始めたとき、わたしは自分のキーをわかっていなくて、バンドがオリジナルキーで演奏を始めたこともあったわ(楽器奏者が演奏するキーは曲によって大体決まっていますが、ヴォーカリストは自分の声域に合わせてキーを変えるので、自分のキーを把握している必要があります―筆者注)

今日みなさんにお話していることは、全部わたしが経験してきたことにもとづいているんですよ。
そのときは、ほんとにぞっとするような経験で、ずいぶん傷ついたわ。

それからテンポね。自分がどのテンポで歌いたのか、きちんとわかっていること。

これも昔ね、共演者に「どんなテンポだい?」と聞かれて、「なんでもいいわ」と言ったら、
ものすごいスピードで演奏されたことがあったのよ(笑)

だから、あなたが歌う歌について、自信をもって、きちんと自覚していてくださいね。
あなたたちみんな素晴らしい歌を歌えるんですから。




~vol.5に続く~

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown ()
2013-05-11 10:34:54
Thank you for your kindness!!
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Unknown (にわとり)
2013-05-17 20:46:40
It's my pleasure!
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