平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

僕が跳びはねる理由

2021年04月03日 23時59分28秒 | 映画・ドラマ・アニメ
昨日、名古屋で研修だったので今週末封切の映画も結構観たいモノが多いので、
研修後にうまく時間があって、2本観ることができました。
1本目に観たのは、「僕が跳びはねる理由」です。自閉症のある作家、東田直樹の
同名の本が原作のドキュメンタリー。ドキュメンタリーということで観ることに。
日本人作家の本が原作で、どんなドキュメンタリーになっているのかも気になっていた。


内容は、会話のできない自閉症という障害を抱える作家・東田直樹が13歳の時に執筆し、
世界30カ国以上で出版されたエッセイ「自閉症の僕が跳びはねる理由」をもとにしたドキュメンタリー。
世界各地の5人の自閉症の少年少女たちの姿やその家族たちの証言を通して、自閉症と呼ばれる彼らの世界が、
普通と言われる人たちとどのように異なって映っているのかを明らかにしていく。そして、
自閉症者の内面がその行動にどのような影響を与えるかを、映像や音響を駆使して再現。彼らが見て、
感じている世界を疑似体験しているかのような映像表現を紡ぎ、「普通とは何か?」という抽象的な疑問を
多角的にひも解いていく。


まず、この原作となった本を13歳で執筆してることに驚いた。東田氏は、周りの普通と自分の普通が
違うことから、自分の見てる聞こえてる感じてる世界を書くことで自閉症の世界を知ってもらいたいと
いう思いがあったようだ。この本を基に何ケースかの自閉症の家族が紹介されるのだが、みんな東田氏の
本を読んで自閉症の自分の子どものことがやっとわかってきたという。身近な親でさえ、なかなか理解できない。
ちょっと前までは、地域によっては悪魔の子とか言われ、生んだ親まで偏見の目で見られ隔離されていくのが
当たり前。本当に最近までそんな感じだったのがわかる。この映画を作成した脚本家だっかな監督だったかの
子どもが自閉症ということで、そのこともこの映画をつくるきっかけになっているんだろう。自閉症の人達の
普通の世界とそうでない人の普通の世界が違うことを認知することが理解し合ううえで大切なんだなあと感じた。
東田氏の本のなかの言葉で、「僕は、たとえ自閉症じゃない普通の世界が選べるとしても、自閉症の世界を選ぶ。
なぜなら僕にとっては、これが普通だから。」という言葉が胸に残る。自分の普通を他人に押し付けるのは良くないね。











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コメント (2)
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