![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/58/07ffd5a0ebdc29bf5f06c5f77e8bdd75.jpg)
さいたま
さいたま市にある別所沼公園を訪ねま
した。JR埼京線「中浦和駅」東口から
徒歩5分です。
別所沼にはかつてはウナギも棲息してお
り、江戸時代には浦和宿の名物として知
られたそうです。
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「浦和うなこちゃん」は、さいたま市観
光大使でうなぎキャラです。
やなせたかしさんの創作です。
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(竜舌蘭)
竜舌蘭(リュウゼツラン)はアメリカ・
メキシコ原産の常緑多年草。50年に
1度、生涯で1回の開花といわれます。
この別所沼公園の竜舌蘭は2003年
に開花したそうです。
沼の周辺には、中国原産のメタセコイア
やメキシコ原産のラクウショウが茂り、
緑豊かな公園です。
春には桜の名所として知られ、多くの花
見客で賑わうそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/3e/1a32ce7096e7b97526d860a244c15e0d.jpg)
(風の神)
メキシコ広場のモニュメント「風の神」
は健康・豊作・知恵をもたらす恵みの神
といわれ、メキシコ州から友好の証とし
て贈られた像です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/09/7444d15b226cfb7cc6ba72b1a53f3df3.jpg)
(長谷川かな女・句碑)
「曼殊沙華あつまり丘をうかせけり
かな女」
「戦後間もない昭和21年頃、沼の付近
一帯は、赤い曼殊沙華の花ですっかり埋
まったものでした。かな女」
浦和市広報昭和38年10月号より。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ae/48ea1e6d84e8f2bfe2f826b0b24bae27.jpg)
ヒアシンスハウス(風信子荘)は、詩人・
建築家の立原道造が構想した図面に基づ
き、2004年に竣工しました。
片流れの屋根をもつ5坪(15平方m)
の小さな建物で、週末専用の別荘として
考案され、50枚ものスケッチを重ねて
いたそうです。
立原道造(1914-1939年)は、
日本橋に生まれ、9歳で関東大震災を体
験、千葉県への疎開ののち日本橋に戻り
ますが、復興後の東京の激変を意識しま
す。
「僕にはほんとうのふるさとはどこにも
ないのです。ふるさとをさがしてゐるの
です」と、手紙に記します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/b1/7d789b01dec04b179d9cb1e536959d32.jpg)
(ヒアシンスハウス)
別所沼の畔に「あたらしいふるさと」を
夢見た若き詩人は、結核のため、24歳
で没します。
「さまよいはもうをはった。家郷のない
者は家郷をさへつくらねばならない。そ
のつくりだす愛情の世界を信じるがいい」
立原の死後2年後の1941年、堀辰雄
は立原をモデルとした青年を登場させて
小説「菜穂子」を執筆しています。
(日経新聞2018.9.8付書評欄
「立原道造 故郷を建てる詩人 岡村
民夫著」管啓次郎評より引用しました)
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