大阪その2
天守閣の内部に入りました。
展示室では、大阪城の復元模型、秀吉の
作った黄金の茶室の原寸大模型など歴史
資料が豊富です。
ミニチュア夏の陣では、真田幸村隊と松
平忠直隊の激戦をミニチュア人形で再現
しています。
(展望台からの眺望)
8F展望台まで昇ると、地上50mから
広大な大阪城と大阪のまちを一望できま
す。
大阪城の歴史は、本願寺八代蓮如上人が、
1496年(明応5年)この地に坊舎を
建てたことに始まります。
(蓮如上人袈裟懸の松)
上人が袈裟をかけた松があったと伝えら
れ、その切り株だけが残っているとされ
るのが、二の丸内にある「蓮如上人袈裟
懸の松」です。
ところが徳川幕府による大阪城再築にさ
いして、豊臣大阪城は地上から消されて
おり、現在の地表に切り株があるはずが
ないとの指摘もあります。
(蓮如上人の筆跡の「六字名号の碑」)
1532年(天文元年)山科本願寺が炎
上すると、本願寺はこの地に移され、本
願寺教団の中心となりました。
石山本願寺の寺内町では、多くの職人や
商人が生活しており、当時の堺とならぶ
豊かな都市生活がくりひろげられていま
した。
やがて本願寺は織田信長と対立し、15
70から11年間におよぶ石山合戦の後、
大阪を退去しました。
(豊国神社)
本丸南側にある豊国(ほうこく)神社は、
1960年に中の島から移築され、豊臣
秀吉・秀頼・秀長をまつっています。
秀吉は死に際して、方広寺の大仏の鎮守
として新たな八幡として自らを祀るよう
遺言しました。
しかし八幡として祀られるという希望は
かなえられず、「豊国大明神」という神
号で祀られ、豊臣家滅亡後は神社も廃絶
されました。
豊国(とよくに)神社が京都に再建され
たのは明治8年のことです。
明治12年に、大阪別社として豊国神社
が創建されました。
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