だいありぃ。

くろねこのつれづれなるにちじょう。

観劇

2015-05-31 18:23:21 | 日常。
 ネイティブの友達から、観劇のお誘いが入った。

 並び席は取れないと思うけど、よかったら一緒に行ってみる?演目はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」なんだけど、大胆に解釈している最近はやりの奴なの。


 ドイツと言えばオペラを中心として舞台芸術の盛んな国。たしかに一度行ってみたいと思いつつ、一人で行くのもなんだし、結構丸一日取られちゃうのでこれまで二の足を踏んでいたのであります。二つ返事で行きます!と回答し、今日行ってきました。その友人は文学部の、専攻が舞台芸術だったりするセミプロ(お金貰ってるわけじゃないからね)なので、外れは無いだろうと思いましたし。

 ハンブルクまでバスで。そのあと、友人と落ち合って、友人、友人の友人、友人の彼氏、とハンブルクでハンバーガー。めちゃめちゃ美味しかったそこそこお話しもできたしー。@初対面のドイツ人がたくさんいると疲れるけどね

 そこから、携帯切らないと行けなくて写真を撮ってないのですが、ほぼ初めての(10年ほど前に一度誘われていったことがあるけど、あまりはまらなかった)観劇。

 真夏の夜の夢と言えば、
 
 ・ガラスの仮面で北島マヤがやってて、妖精の軽さを表現するのに苦労してた
 ・子供の頃に世界名作全集とかで読んだ

 程度だったので、空き時間にウィキペディアで内容を予習。登場人物の名前がギリシャ語で、全然分からんわ!と思いながらとりあえずあらすじを頭に入れ、、、

 ・・・悪戯好きの妖精パックがくたびれたスーツの醒めたおっさん(西村雅彦みたいな)で、妖精の女王がボンテージスーツに黒ストッキングの細マッチョで、妖精の王様がぱんついっちょ+マント+黒ストッキングのメタボで、入れ違う4人のプロフィールと顔の区別が全然つかなかった(誰が今誰を好きなのかわかんなかった)・・・という、衝撃的事実がありながら、かつ、言葉も半分近く分からなかったけど面白かったです(笑)
(ついでに言うと、日本だったら15Rか18Rなのではないかという激しい下ネタに若干ドン引きしつつ

 特に、パックの変貌ぶりにびっくり。北島マヤの苦労は何だったんだ(笑)

 英語の字幕が上に出てるんだけど、英語読むよりドイツ語聞いたほうがまだわかる、というか英語も単語が難しい上にものすごいスピードが速く、3行あるとしたら私が1行目の半分ちょっとくらい読んだところで次のに切り替わってしまうので、諦めてドイツ語聞き流すモードに。後から聞いたら、「ネイティブでもたまに難しい」らしいので、たぶん大時代な言い回しとか、あと韻を踏んだり、相当言葉遊びの要素を使っていたのではないかと思います。韻も強調されるとわかるんだけどね、ラップ状態になっていたりとか。

 帰りは友達の友達の車でほかの人と一緒に家の近くまで送ってもらったのだけど、これは普通に苦痛だった。2.5時間ドイツ語漬けになったあとで頭パンク中、周りの人たちはオタクトーク(というかなんというか。あの役者は○○のときも良かったとか、ここの演出がどうだったとか)や今日来てない共通の友達の近況報告をしているし、スピードもだけど中身もあんま興味がなくてご飯の時はとりあえず食べてれば場を繋げるし、食材やなんかから話題を広げられるけど、車内はレベル高い!!次から送ってくれると言われても友達と会うからとかもうちょっと観光していきたいとか、理由付けて断ろっと


 次はオペラとかもいいよ!声かけるねーと言ってもらったので、タイミングが合えば行けたらいいなーと思います。テレビドラマで十分じゃーんと思ってたけど、舞台もライブ感があっていいなぁ。言葉が分かればもっと楽しめたのではないかと思います。ヨーロッパには、いろいろ世界を開いてもらっている気がします。
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公務員のスト

2015-05-30 19:04:53 | 日常。

 こっちでは、公務員も公共交通事業者もストをする。

 「やんなっちゃう!!ストしたって払う税金は一緒、収入があるんだから当の役所は困らない、困るのは市民だけ。何の意味があるの?」

 などという愚痴もよく聞く。


 ・・・一応、意味はあるんだよね。


 これだけ移動も転職も簡単になった今日、行政サービスの質が低下するということはかなりダイレクトに住民離れを招く。

 極端な話、警察もまともに仕事しない、ごみの収集はひと月に一回、しかも本当に来るかは五分五分、バスも電車もない、学校は小学校のみで、教師は100人の生徒に対して2人だけ、、、

 みたいな地域があったとしたら、数年もしないうちにまともな住人は姿を消すと思う。

 となると、その地域自治体は壊滅。そもそも税金を納める人もいなくなるため、そこまで行く前の早い段階で財政は破たんするだろう。
 ということで、雇用側(ばくっとした言い方だが)としては、そういう事態を防ぐため、ちゃんと被用側を繋ぎ止めておかねばならないわけである。

 そこまでいかなくても、行政の手が届かなすぎる(もしくはハイコストローリターンな)エリアには人は集まらないから、ゆっくりと人口は低下気味になる。そのエリア(自治体なり、国なり)の繁栄(≒人口増、せめて横ばい)を考えると、行政サービスはある程度充実させておく必要があるわけです。


 ・・・ほぼ毎度遅れてお家に帰るのが結果的に2時間とか遅れるDB(ドイツ鉄道)やら、最近短期間に二回も郵便事故ヒヤリハット(※)を起こしてくれたDHL(郵便)がストをする権利はないと思うけどね!!!

※ここ一月で遅配(荷物が持ち込み先の支店から5日くらい動かなかった。忘れてたみたい)やら、不在票なしで「受け取り待ち」になってるやら、が重なった。それなのにまたAmazonでおかいものをするぼく、、、

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総合職という生き方

2015-05-29 19:35:52 | 日常。

・共通の知り合い(後輩女子)の近況を旦那から聞いた。

彼女、比較的専門性の高い分野のお仕事が多い職種なんだけど、専門系じゃなくて総務系の仕事がちょっと楽しくなってきたらしい。

・同居人と労働時間についてちょっと突っ込んだ話をした。

 彼女曰く、「ドイツでは労働時間が厳守されている」というのは被用側・一般社員の話、とのこと(弁護士、医師等の高度専門職を含む)。つまり、雇用側(社長さん)やリーダー層(幹部(候補生))はこの一般論には当てはまらないので、必要に応じて死ぬほど働くことも多い。また、一般論に当てはまらないこれらの層は、総じて男社会であり、体力的にもそうだがコミュニケーションの取り方から異なるため女性は「浮く」ということもあり、80年代ならともかく、今は志望する女性はほぼ皆無(彼女の主観入ってます、念のため)。頭のいい女性は専門性の高い医師、研究職、法律職等を志望することが多い。

なんか、こんなことが続いたので、ふと「女性の所謂総合職としての働き方」について考えてしまいました。

 

まず、ドイツの「リーダー層に女性なんて殆んどいないよ!だって挨拶の仕方から違うんだよ、大変じゃん!!」+「リーダー層はそりゃあ仕事するよ、好きでやってるんでしょ。でも、それをほかの人に強制する権利はないでしょ。」というのに驚いた

つまりね、ドイツは~とか、北欧は~とか言って、単純に比較しようとするけど、社会自体が日本みたいに大量に総合職を採用してよーい、どん、で走らせてどんどんふるいにかけていく、というあり方ではなくて、幹部候補生というのは大変レアかつ「そーゆーの好きでやってる」存在なようなのです。で、経営と関係ない大多数の一般社員は、「成果?言われたものは出したけど?えー、やることやってるんだから帰るでしょ、人手が足りないなら自分でやるか人を新たに雇いなさいよ、それ考えるのがあなたたちの仕事でしょ」と思う、という構図になってるわけです。逆に企業エリートと言われる人たちは深夜残業もいとわない、日本の企業戦士みたいな人もたくさんいます。「若い時はそれくらいやったほうがいいやね、面白いでしょ仕事って」とリタイア後のおじちゃんに言われたこともあります。「面白くて面白くて、子育ては全部専業主婦の奥さんに丸投げして邁進した。いいところまで行ったけど、退職したらおんなじだね。今は嫁さんのほうが生き生きしてる」と。

・・・完全に、「えらいひとたち」に飲み会のときに聞く話と一緒

だからねー、たぶんね、日本の長時間労働が減らない原因の一つは、「本質的な意味での幹部(候補)でもないのに、ある程度裁量のある(いわゆる「正社員のやる」)お仕事をやる人間はすべて「幹部候補生」という扱いで仕事をする羽目になってる」ってことなんだと思うの。

経営目線(当事者意識)を持たない人間には仕事を任せられない!みたいなことだと想像はできるんですが、実際それで日本より全然経済成長している国がここにあるわけで、うーん。

社会構成のはなしなので、さくっと「こうしたらいいと思うんだ!」なんていう綺麗な回答は出ませんが、ドイツの実態、というか実感を聞いてそんな気がしました。

 

で、そんな中での本質的な意味での「幹部候補生(リーダー層(候補))」。

 日本人はヨーロッパ人と比べて男女の体格差や人あたりの差(女性は結構ソフトなのに、こっちの男性はほんとにぶっきらぼう!!びっくりする!)が大きくないし、風俗接待なんかもだいぶ減ってきていると思うので、男社会に女性が入ってもそこまでの違和感はない、、たぶん。

 というか、半径3mの世界で言えば、「女性が男性と同じ仕事をしているのは別に普通」なので、実感として「男社会が云々」というのは、正直あんまよくわかん ない。もちろん、周りが全部男性の紅一点チームで仕事することはしょっちゅうだけど、事実として男性が多い、というのと、男社会であるということの間には たぶん見えない高い壁があると思うので、なんも言えない。

 ただ、それ以外のところでは、正直他人にはお勧めできない生き方だな、と思う。そういう意味で、冒頭に挙げた後輩女子はちょっと心配。きっと、まだそんなに覚悟してないと思うから。

 仕事は、いろいろあるけど私にとっては総じて面白いし、合ってると思う。でも、普通の女性ならきついと思うですよ。そんな女性を妻にしてしまった夫もすごく大変だと思う。「家族そろっての晩御飯や、奥さん子供の寝顔を見ると癒される」、そんな普通の幸せは、少なくとも安定的には手に入らない可能性のほうが高いのだから。下手すると奥さんはその時間も会議やってるかもしれない 

 付き合い残業や非効率な労働を減らし、原則として早目に帰れるようにする、というのと、実際のある時期における仕事の量の増減というのは別問題ですからねぇ。ノー残業が理想ですが、暇な時期が増える、体を壊すほどの無駄残業をしなくなる、というのは期待してますけど、正直世の中から残業がゼロになるとか考えにくいです。どこでもそうだと思いますが、翌日朝イチで対応しないといけないことが夕方に起きたら残業せざるを得ないので。繁忙期ほどしょっちゅう起きますので、そういうことは。どうしようもない人はいったん子供寝かせてから戻ってくるか、家で対応です。

 それがわかって、その枠内でどうにかしよう、と考えていれば、それはそれでどうにかなるもので、お金で対応するなり、親を頼るなり、方法はあるのですが、まぁちょっと変わったご家庭にはなる。 体力的にも相当きついし、なにより「自分は普通の幸せは手に入らないかもしれない」という、ちょっとした覚悟が必要。さらに、そのちょっと違ったところに価値を見出してくれる相手と結婚できるのか?できたとして、維持していけるのか?という点、厳しさがあるように思います。

 更に、ありがたいことに(?)私はあまり感じたことがありませんが、周囲がほぼ男性のみ、ということで、やはりいろんなストレスを感じる人や疎外気味になる人もいるようです。

 まぁ、気にしないなり、どうにか解決するなりして先達たちはいろいろやってきているわけで、できないわけではないただ、得るものがあれば当然捨てるものもあるわけで、それが分かっているかどうかで楽しさって決まると思います。

***

 話は飛びますけど、そんな職業事情とかの突っ込んだ話をドイツ語でできるようになった自分はだいぶ頑張った!と思ったねただ、アレです、日常会話はできないです 難しいんだよ、天気の話以上に突っ込んだ日常会話って、、、

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方言

2015-05-28 18:29:56 | 語学
ドイツでも方言はたくさんあって、人によってはネイティブ同士でも理解できないくらいらしい。

バイエルンなんかの方言は有名で、外国人には到底わからず、いろいろと国内でもネタになってるくらいである(ちなみにスイスは一部がドイツ語圏だが、実質的には、ドイツ人曰く「まだオランダ語のほうがわかるかも」というくらい別の言語。)。

先日飲んだときにドイツ人が「Ausbildung」(教育、育成)という単語を比較的外国人にも理解しやすいと言われている北ドイツ・南西ドイツの発音と、比較対照として標準語を実演してくれたのだが(カタカナに直したので必ずしも正確な発音ではないけど、雰囲気で言うと)、

標準語「アウスビルドゥング」
南西ドイツ「アウフビルドゥンケ」(なんか発音、特に語尾が違う)
北ドイツ「アウスビゥゥン」(語尾がすごいいい加減)

…たしかに全然ちがーう( ̄▽ ̄;)
ちなみに、語尾をばちっと固めない話し方のせいで、一つ一つの単語は聞き取りづらいけど、北ドイツのひとの話し方はとてもソフトに聞こえる(じっさい穏やかな人が多いように思う)。

方言をどう捉えるか、というのは1つのドイツ語言語学の大きな問題で、語学学校に行ってたときによくテーマとして取り上げられたものでした。今の若い世代は方言が喋れない子が増えているそうで、それは地域のアイデンティティーが弱まるということではないのか?と言うような話。学校で方言の授業をやるなど、忘れない努力が必要、と。

ただ、こちらのひとに聞くと、実感としては「方言のきついひと=教育水準の低いひと」というイメージがあるとのこと。ちゃんとした標準語が話せるというのはそれだけで1つの指標なのですね。

とはいえ、お土産屋さんとかに行くと方言標準語対照表の絵葉書があったり(日本でもよくある、「どげんかせんといかん→どうにかしないといけない、てげてげ→適当に」みたいなのがたくさん並べてあるやつ)、北ドイツ方言では挨拶語でMoin!というのがあるのだけど、ペンギンさんやらアシカさんやらがMoin!と言ってるポスターがあったり。買って帰るかなー。
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夫婦というもの&ちょこっと写真

2015-05-27 18:46:27 | 日常。
 不動産だ何だ、と、俄然帰ってからのことが気になったりして、改めて夫婦というものを考えてみたりして。
 (最近某ドラマを見たりもした。瑛太と真木よう子と小野真千子と綾野剛の

 長く同棲しているカップルなどは違うのかもしれないのだけど、なんか、いろんなことが起きて、ぶつかり合って、お互いの癖も分かって、ルールなんかもできてきて、徐々に家族になっていくのだなぁ、と。

 そう考えると、子供が早くできたカップルというのは、最初からほとんど子供込みで家族として一緒に住んでいるわけで、お互いを家族として知る時間が少ないままに子供関係のいろんなトラブルに直面していくというのはすごい大変そうだなぁ、と余計なことを思いました・・・まぁ、私みたいにいろんな出来事をいろんなところで起こしていくタイプの人間は、子供居なくても十分に波乱万丈だったような気もするけども。

 ・・・まとまってないけど、なんとなく書いておきたくなりました


***
 近況をつらつらと。

 最近、空模様はいつもこんな感じです。
 

 手前は明るいんですけど、向こうにどす黒い雨雲が見えてるんだよねー。いやん。

 そして、関係ありませんがイチゴちゃんの屋台が出てます。

 
 ※売り子のお姉ちゃんには許可を取って撮影しました。

 シーズンなんだと思いますが、いきなり最近出現したので、ちょっと嬉しくなってお高めなんですけど買ってみました(たぶんそれでも日本よりは安い。500gで4ユーロ切ってたので)。美人さんの売り子さんがにっこり笑って売ってくれまして、かなり美味しかったです。


 先日、地元の公営ギャラリーの前を通りかかったら、日本の版画(浮世絵じゃないと思うんだけど、そんな感じ。昭和初期のものが多かった)およびそれにフィーチャーされたドイツ人の絵の展示会があったので、ふらっと入ってみたです。

 
 日本の版画。

 
 ドイツ人の。これは最近の作です。2010年代とか。

 あとから会ったドイツ人に見せたら、ドイツ人の書いたほうの絵が「いいねー」だそうで。私は日本の版画を見ていい色出してるなぁ、と思った方だったので、これは国民性なのかもしれません。

 春になってすごく思うのが、こっちの世界って基本的に原色なんですよ。木は緑!空は青!って全部がすごくくっきりしている。ドイツ人さんの書いた絵、灰色!白!緑!黄緑!!ってすごく主張が強くて、私にはちょっときつく感じるけど、光量の問題なのか植物とかの品種の問題なのか、こっちの世界ってこういうはっきり!きっぱり!とした色がすごく多い。

 対してアジアは、日本に限らずちょっとくすんだ感じがするの。中国の水墨画やなんかもそうだけど、別にあえて白黒にしたというより、なんかちょっと霧がかかっているような、そういうくすんだ感じをデフォルメしたらそうなったような気がする。湿気が多いのかなぁ。夏なんか当社比ですごく鮮やかなんで、うまく言えないけど、風景があまり自己主張しない感じ。

 どっちに慣れてるかによるのかもしれないな、と思ったことでございました。
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俳優の「育休宣言」をヒモ呼ばわり…「働く男」へのまなざしは変わらないのか?

2015-05-26 18:02:18 | 日常。
 表題のニュースを見ての感想。(こちら→
俳優の「育休宣言」をヒモ呼ばわり…「働く男」へのまなざしは変わらないのか?


 子供がいての育休というのとは違うと思うんだけど、うち、今単身赴任で。

 帯同できるかも、と言ってて、制度もあったんだけど、結局ダメだったんですよね。女性だったら普通なんだけどな、子供なしで帯同する人。まぁ、仕事休んで、というのは確かに珍しいので、最終的にどうなのかわかりませんが―
 やっぱり世間のとらえ方は男女で違うよね、という話。

 なかなか、プライベートと仕事のバランス、というのは理解されにくいですね。私は帰れるもんなら早く帰りたい人なので、そんなこと思ってもみない人たちからは目の敵にされたことも。

 
 言っても公務員ですから、一般の民間に比べて女性活用には積極的だし、その分男性も比較的家庭を言い訳にはできてると思うんだけど。たとえば、「子供寝かしつけないといけないので、今日はすみませんが自分の仕事をできるだけ早く終わらせて急いで帰ります」というのは全然普通。

 でも、それを理由に残業全部ダメ―とか、時短取ってまーすという男性はほとんど見かけないですね。。。

 今の40代くらいより下は比較的その辺フラットというか、おおそりゃ急いで帰れーみたいなところあるんだけど。バブル入社前後の人たちとは価値観が全然違うと思うなぁ。

 一生懸命仕事をする時期というのはあっていいと思うんですよ。きつかったし、辛かったけど、深夜まで必死に仕事をする経験というのは無駄にはなってない。若い時の苦労は買ってもせよというけど、そうやって100時間近く残業し続けたっていう経験は、自分の限界をある程度知るという意味で、ある意味正しいことだと思うわけです。

 ただね、例えば、妊娠してお腹大きくなってるのに深夜1時2時まで仕事してたりね。お子さん居るのに両親ともに連日タクシー帰りとかね。そういうのってどうにかならないんかなぁと思う。余計な仕事増やさなければなんとかなることって多いと思うんだけどなぁ。

 最初に子供が出来て、手がかからなくなって、熟とか行きはじめて、夜も子供だけで留守番できるようになるまでざっと15年くらいかかるとして。

 その間、男女ともにある程度仕事をセーブすることが出来る状態には、ならないんだろうか。

 たとえばだけど、23歳で社会人になって、5,6年で結婚して30手前で子供が出来て、40歳までは原則として最低週三日は定時でぴったり帰って必要に応じて在宅で対応、月一で有休をとる、という感じなら、そこまで会社に迷惑かけずに済むんじゃないだろうか。
 実際の会社は年齢構成が違うけど、仮にすべての世代が同じくらいいる職場だとすると、23歳~60歳までのうち、子育て世代は全体の40%強。そのうち7割くらいが結婚してるとして、そのひとたちが全員週3日定時で帰ったとしても、全体のうち残業が原則としてできなくなっちゃう人というのは、だいたい17,8%しかいないんですよね。決して大多数ではない。

 まぁ、その世代はイコール働き盛りの世代で、若手に預けてられない仕事を持ってたりとか、歳食うと無理が聞かないとか、色々あるので一言で数字だけでどうこうできる話ではないんだけど。

 ここ一年は踏ん張りどきだから悪いけど帰れなくなるからパートナーの仕事をセーブしてもらう、とか、決算期は2か月くらい夫婦二人とも深夜になっちゃうから祖父母に助けてもらう、とか、色々イレギュラーはあると思うけど、全体としての原則がそうなれば心身ともにだいぶ楽になると思うんだけどなぁ。

 もっと進んで、みんながそうなるといいですけどね。子供がいないならいないでやりたいことはたくさんあるし、プライベートは大事にしたい。100かゼロかで考えるから辛くなるんで、まぁ若手の皆さんには頑張っていただくとして、30位(社会人6から7年目)をめどに、せめて週2、3回は誰もが定時に帰るぞー、という。それで毎日9時に帰ってたのが残りの2日3日は終電になっちゃってもいいじゃない。そういう時間の使い方、できないものですかしらね。
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不動産情報をガン見する一日。

2015-05-25 22:43:09 | 日常。
 昨日、飲まない?と友達から連絡が入り、乗ったが最後二日酔いコース。

 ・・・まぁ、正確には、二日酔いってほど体調が悪いわけではないけど、なんだかちょっとだるいかも、くらい。

 で、なぜか朝5時半くらいに目が覚めてしまい、寝られなくなっちゃったんでインテリアから派生して不動産情報とかガン見してしまった。どうしても狭いので、できるインテリアに限界があるしなぁ、というところ。50㎡を超えると賃貸はぐっと減るし、一応、首都圏で駅近だと中古マンションを買うのが一番の選択肢になるので、それを考えて。

 そーしたら、びっくりですよ!!

 ネットで出てくる体験談とか、物件価格6000万円とかがごろごろ。それでも頭金500万円とかで、35年でローン組んで。
 いや、個人の好き好きと、収入や資産に左右されるんで、なんとも言いようがないのですが、俗に手取り年収の5倍とか言いますけど、中古住宅ってことはそれなりに年数が経っているわけで、、、現在の動向として、だいたい30年から40年で立て替えの話が出てくるらしい(ただし、1990年代以降の建物は素材が結構よくなっていて60年くらいはもつらしい。今の家も築30年くらいだけど、住んでて全然古臭さを感じないもんなぁ。)ので、築10年とか15年とか過ぎてると、下手するとまだ半分以上ローンが残ってる状態で立て替えの泥沼に巻き込まれることになるという。

 マンションの建て替えについては、諸事情により結構勉強したことがあって、もうほんと泥沼。。もちろん、うまくいくケースもあるけども。基本的に再開発と仕組みはおんなじなのだけど、駅前の再開発だってあんなに賛成派と反対派が分かれて戦争になるのに、マンションに関してはもっとひどい。

 というのも、再開発というのは、基本的な仕組みとしては「平屋の建物をいくつかまとめてマンションに建て替えて、戸数が増えた分を売った売却益で全体の工事費用を賄う」というもの。つまり、金銭的な損というのはトータル的には無い、というのが前提になってる(実際にはもちろんかかるけど、補助とかも出るしかなり軽い)。それが、既に建っちゃってるマンションだと「戸数が増える」ということが考えにくいので、売却益が出るわけじゃなくなるから、自分で工事費用を出さないといけない。
 そのために積立とかもたしかにやるんだけど、それでもまぁ普通は足りないし、大きいお金が動くことだから個々人の思惑が複雑に絡み合って大変らしい。一例だけど、痴呆の気のある方とかいると、環境変えることで一気に悪化したりもするしね。

 とか考えると、マンションが終の棲家ってのは怖いし、そのつもりでそんな高額ローンを組むというのはもっと怖いなぁ、と思って、みんな勇気あるなぁと

 しかし、世の中恐ろしいことになっていて、最近は同スペックだと買う方が総額も月々も支払いが少ないらしいですな。あと金利がどーだとかローンの種類がどーだとか、いろいろあって、現在頭ぽーんです
 まぁもちろんその前に無事の帰国が前提なので、とりあえず逃避してる場合ではない。。@熱烈逃避中だけど
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超今更

2015-05-24 11:39:32 | 日常。
ドイツ語のニュースとかテレビみないと入らんし(うちにはない)、ラジオは早すぎてついてけないし、わざわざネットでドイツ語のニュースなんて探さないし、辞書見ながらじゃないとわからない新聞なんか面白くもなんともないし、と、渡航後1年なんにもそういう方面の努力はしてこなかったワタクシ。

タンデムは基本的に続けてたんですけどね。

先日、Facebookをみていたらの記事で触れたように、企業ページをお気に入り登録するとその企業発信の情報がタイムラインに入ることに今更(!!)気付き、ちょこちょこ入れてみることに。

案外楽しくて(笑)

レストランのイベント情報や今週のランチメニューが入ってきたり、大学のイベントが細かく報告されてたり。
あと、2つほど可愛いなぁと思った家具屋さんのページも登録したので、超ヨーロッパなインテリア写真がたくさん入ってくるのが楽しい。(*^^*)

そして、ふっと地元紙と全国紙のページも登録してみたら、全部はわかんないけど、辞書なしで読める記事の方が多くなっていて(時間はかかるけど)、自分がいるとこのニュースが読めるって結構楽しいんだなー、という、ほんとなんというか20年ぶりくらいの快感に目覚めたりして(*^^*)
自分の読解力がある程度追い付いて来たってことなんだと思うけど、中学生のときみたいな感じです。全部がわかってる訳じゃないけど、読みやすい記事、興味のある記事探して、世の中こうなってるのかー、という。
なんとなく、新聞読むようになった頃の気持ちって覚えてるもんなのね(^^;

Twitterと同じ仕組みなので、最初からTwitterとかでフォローしとけよー、という話ではあるんだけど、多分今のタイミングじゃないと記事の意味が分からなかったと思うし。ぱっとみて概要のわからない文を、辞書を使いながら読むというのは、人にもよるんだろうけど私にはすごく苦痛で、しかも読んで自分にとって「語学の勉強」以外の価値がない文だったりするともう!!(T-T)
語学のテキストなんて、んなもんどーでもいいよ!の連発だもんなぁ。結局辞書使って40分以上かけて解読した結果が、ドイツの学生スポーツ大会で優勝したフィリップくんは週何回どこでどんな練習をしていたのか、だったりするんで、ほんと嫌いだった(^^;むろん、生活のなかで使われる単語を頑張って入れてくれてるのはわかるんだけど、でもね、っていう。

欲しい情報を得る(そして、発信する)手段として使うコトバというのはほんと楽しい(*^^*)がんがん概要が降ってくるので、面白そうだなーと思ったら読めば良いし、どうでもよかったら流せば流れてくし。案外考えてることが同じだったり、全然違う国民性を発見したり、そういうのがただ住んでるだけよりもぐっと深くなる気がする。新聞全部読まないと、って思うと辛いし、つまんないけど、本来、新聞やニュースってこういうライトな感じで徐々に掴んでくものよね(私だけか?)。

そいえば、面白いなーと思ったのは、英語圏の人へのインタビューとかでは、どんな短文でもドイツ語訳がつくこと(長文だと全訳したもの、短文だと英語を斜体で書いてからドイツ語訳を括弧内で)。ドイツ人は英語ペラペラだと思ってたけど、Zeitとか読む人でも、案外英語苦手な人が多いんですかね?
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まーじーかー

2015-05-23 18:14:50 | 日常。
 Amazonどいちゅで本を頼んで、金曜日に来るというのでわくわく待っていたのだけど、来なくてですねー

 今日土曜日も来なかったんで、あれ?と思ってAmazonで状況見てみたら、「金曜お昼に届けたけどいなかったので、支店(ちょっと遠い)で受け取り待ち」

 ・・・届かなかったって!!!

 だって、不在票も来てないんだよ。


 月曜日まで学校も郵便局もお休みなので、勉強しようと思ってたのだけど、ちょっと無理そう。(まぁ、今日も勉強するつもりでやってないが、、、)

 DHLはですね、先日、「預けた支店から三日も動かない事件」があったりして、これまでは結構ちゃんと届いてたのに、ここ最近案外の適当さに閉口しております


 まぁ、ちょっと遠い(徒歩20分くらい)程度なので、取りに行けばいいのだけど、めんどくせぇ。。不在票を持ってきてくださいと書いてあるけど、そもそもそれも無いのでそこから説明せざるを得ないしなー
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ベランダ考

2015-05-22 21:11:52 | 日常。
実家の母は(影響されて父も)、ベランダでガーデニングするのが好きである。
ハーブ類は勿論、一抱え以上ある植木鉢でバラを丹精したり。

更に、マンション特有の狭いベランダにガーデン用の椅子テーブルセットを持ち込み、七輪やなんかでバーベキューまでしたもんである(たまにだったけど、周辺住民はどう思ってたんだろ?緩い時代でよかった)。

こういう緑、いいなぁ、と思う原風景。


独身時代のベランダは…ヽ( ̄▽ ̄)ノ
一応あったんだけど、物置というか、ゴミを置いとくとこというか、おいといたやつが風化していくとこというか…( ̄▽ ̄;)

言い訳をするなら、寮だからほとんど帰って寝るだけだし、日は当たらないし、風は強いし砂ぼこりはすごいし。…ということにしておく(笑)


結婚後のベランダは、なかなかながめだけはいいのだけど、とにかく狭い。たぶん0.5坪とかそんくらいで、そこに室外機が2台縦置きされ、非常用はしごの箱があり、そこに45リットルサイズの屋外用ゴミ箱をふたつ置くと、余裕なんぞ無いわけで。

更に、バルコニー部分の屋根がないため完全雨ざらし。野菜とかのストックは置けない。


それでも、バジルとか育てようとしてはみたのですが、いかんせんここ数年仕事と語学とで忙しすぎて、言い出したの私なのに旦那に丸投げ…( ̄▽ ̄;)
そして、ムラのある性格のせいか、私が面倒を見た植物は多年草でも半年前後で成仏されることが多く。。。


そんなワタクシが、庭に命をかけてるんじゃないかと思われるドイツなんぞに来てしまったので、ちょっと目覚めたね!Σ( ̄□ ̄;)

庭というか、日向ぼっこにかける彼らの熱意は半端じゃない(笑)
大きいおうちは言わずもがな、長屋タイプの集合住宅でも、裏庭はすごい広かったりするし、芝生で大きいガーデンセット広げてまったりーとか。
かなり小さいベランダでも、ちょっとした植物など置いて、椅子とテーブルも置いて(ぎゅうぎゅうでも)、外で飲み会などできるようになってる。

これがオランダになるとちょっと変わって出窓+日除けになるし、フランスだとベランダあんま無かったりするので、北国の国民性だと思われる。

んでね、結構気持ちいいので、日本に帰ったら、手間をかけすぎずにベランダで軽く飲める(お茶でも酒でも)ようになんないかなー、と思って、いろいろ脳内で検討してるんだけど、厳しいね(*_*)



前提として、こちらの一般の住宅にはエアコンついてないんですね。つまり、室外機がない。
更に、洗濯ものをベランダに干してはいけない&ゴミ箱を外に置く習慣がない。洗濯は屋内の洗濯物干場が普通(戸建ての場合庭に干してる人もいる)。虫が少ないからか(夏にはコバエはよく見かけるけど、ゴキはほとんどいないみたいで、ネズミさんはたまに見かける程度)、流しの下が生ゴミの定位置。その他の不燃ごみは家庭によるけど、やはり台所のどこかが定位置で、ベランダはそっくりそのまま居住空間の延長として使うことが可能。

そーすると、適宜適切にインテリアを組むとこうなる。

 

しかし、日本のベランダは、その辺をすべて背負わないといけないので、なかなかそういうわけにもいかず、、、
室外機一つとっても、こうなる。



・・・可愛くしたかったのは分かるけど、そのベランダ灼熱だよね?
室外機の前に可愛く置いた大きめの「プランツ」(植物のことをオサレ業界ではこう呼ぶらしい。外人に笑われてるぞ。)、一週間くらいで熱で死ぬよね??そういうのに強い子なのかしら。。

上記写真たちの出典:iemo,locari,naverまとめ

ごちゃごちゃ置くと洗濯もの干せないし、布団なんかもってのほかだし、ごみ箱はどこに置けばいいの―――

更にいうなら、お手入れの手間を惜しむと植物も育たないし、雨ざらしだからすぐ汚れもたまるし。

…ってことを考えるとですよ、ヨーロッパのは全然日本と条件が違いすぎて参考にならん( ̄▽ ̄;)


さすがにゴミ箱と室外機×2にサンドイッチされた半畳~一畳ない程度の空間で、頭上の物干し竿を見上げながらお茶はないんじゃね?というのが、さんざん妄想した上での結論だったりします(T_T)

ベランダ広ければなー、スペース分けてくつろぎ空間作れるけど…うーん、諦めきれないけど厳しいのはすごい分かるし。まぁ二人でも手狭な家だし、結婚当初から旦那は「洗濯物と布団がいっぱい干せるベランダが欲しい!!」と言い続けているので、いつかは引っ越すだろうし、その時まで妄想は取っとくかなぁ。(T^T)
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