だいありぃ。

くろねこのつれづれなるにちじょう。

いやいや、お爺ちゃん、あのね。

2019-05-31 19:01:00 | 日常。
「心底失望した」伊藤忠元会長・丹羽宇一郎(80)が、政府の「働き方改革」を徹底批判!

丹羽 「仕事とは、すなわち人生そのもの――私は半世紀以上、この信念でやってきました。そしてそれは今も間違った考えだとは思っていません。」(以下略)


うん。

あなたはそうなのかも。
それは否定しないよ。

きっと、親戚付き合いも、近所付き合いも、子育ても、介護も、全て奥さんが負担してきたんだろう。

俺は仕事をしている。稼いでいる。それが正義だ。そうやって成功してきた。
そういう思想が一言目からよくわかる。

実際、過渡期ではあったけど、そういう空気は私も知ってる。

そういう人だけが仕事に全力を投入して、深夜に酒飲みながら話をして、

それについていける体力と時間がある人だけが企業で、役所で生き残ってきた。

はっきり言う。
仕事に100%割り振れる環境はめちゃめちゃ楽しい。
深夜になると変なアドレナリンも出るし、三時まで仕事して、それから飲みに行って、ウォーターボーイズみたいな絆も生まれて、それで成果が上がって。頼られてる感、仕事で貢献してる感がすごい。癖になる。

周りの人にそれなりに恵まれれば、極端に嫌な思いをすることもない。同質性の高い集団で、気持ちよく仕事できて、給料貰えて、嫁にも食わせてやってるんだろって言えて。

それにゾクゾクするような快感を覚えるのはすごくわかる。


ただ、こういう立場の人が本来分かってないといけない問題は、
介護や育児で100%仕事に人生かけられない(かけたくない)人、
趣味やボランティア、地域活動なんかの仕事以外の部分に力を入れたい人、
そういう人も責任を持って仕事をしたい、しなければ社会が回らない、そういう世の中になっている、ということなのに。

そういういわゆる「マッチョ」な働き方しか認められない、というのが、企業(職場)の社会的責任としてまずいよね、それにそんなのじゃ一生やってけないってことで人材も来なくなってるよね、ってことなんだけどな。



数年前にある会議の傍聴をしたとき、メインテーブルに座っているのがアラフィー~アラ還の男性がほとんど、同年代の女性がちらほら、という光景に衝撃を覚えたのを鮮明に覚えている。(ついでに言えばみんな「おお~」というような立派な肩書きと学歴をお持ちのエリート様だ。)

そういう、限られた属性の人が、「日本はどうあるべきか」みたいな話をしているのを、議論にリアリティーないなぁと思いながら眺めていた。


30代は学生してみたりママしてみたりとオフィスにいる時間のほうが短い訳だが、そういう環境に身を置くことで、世の中にはそういう(上記出席者のような)属性の人のほうが圧倒的に少なく、子供からお年寄りまで、男女それぞれ、社会的な立場もそれぞれ、住む地域もそれぞれな訳である、ということを否応なく知らされた。

なんなら日本のことなんかアジアのなんかちっこいとこでしょ?よー知らんけど。みたいな扱いする人のほうが遠い地域の外国だと多いことも肌で知った。


なんとも言いづらいけど、アラ還前後からこの年代くらいの人の、

「JAPAN as No.1!」

の時代に海外といってもせいぜい取引先のエリートとだけお付き合いをして、有名な勤め先に滅私奉公し続けただけの、その視野の狭さにうんざりするんだ。
(別にこの丹羽氏のことだけを指している訳ではない)

無論、全員が全員ではない。

尊敬できるOBや先輩で、自分は企業戦士で生きてきても、自分の子供世代の話や我々若手(そろそろそう言うには苦しい年代だが)の話を聞いたり読んだりして時流に乗っていけてる人もたくさんいる。


一方で、えらいさんになればなるほど、ずれてる感覚を直せない人も多くいるのも話していてわかる。

そして、その視野の狭い人が影響力なり権力なりを持っている、日本の現状というのにある種の恐怖心を覚える。


じゃ、どうしたらいいんだといっても解決策は浮かばないんだけど。

裸の王様に「王様は裸だ!」と言うのは、ほんと難しい。。

---
視野の狭さ、という点で、あまり関係ないけどもう1つ。

雑誌の記事で、「夫に育休取ってもらっても役に立たないからやめて。旦那の世話をする分負担が増えるんで」というのが定期的に出る。

やめて。

夫に「あれやって、これやって」言えないのはおたくの夫婦関係の問題で、一般論じゃないから。

ある記事では、「産褥の一月の間炊事と洗濯しかしない。床上げして最初にしたのはどろどろになったトイレ掃除。その間旦那は遊びに行った」というのも。


実のところ私は割と気づかないほうで、旦那がぱぱっとやってくれることが多々ある。

洗濯も、全部突っ込んで終わりでよくない?派の私に比べ、旦那は容量や内容を勘案して数度に分けて洗う。


なので言いますが、「よほど性格の悪い旦那でない限り、単に気づいてないだけです」。


旦那が出張でしばらくいないときはさぼりーの、帰ってくる直前に一応自分なりに綺麗にしーの、

で、次の休日に旦那はせっせと掃除をする、という……😅
↑いろいろ粗が目立って気になって仕方なかったらしい


なんで、人に任せるってことはその人のやり方に委ねるってことなんで、もしかしたら件のトイレの人も旦那さん的にはやってたのかもしれないし、ほんとに気づかなかったのかもしれない。


割と、女性(またはメイン家事担当者)は、自分のやり方に100%従わないとやってることにならないでしょ!というタイプの人が多かったりするので、個人的には「旦那がいる方が迷惑」派の七、八割くらいは人に割り振るやり方を知らないか、人がやったことは自分がやったことよりショボく見えるの法則を知らないんだと思っている(笑)

仕事だって、ずぶの素人に最初からプロジェクトリーダーなんか任せないで、コピー取りやアポ取りなんかの単純作業から始める。

いきなり全体像を知らない人に「家事全般よろしく!あと赤ん坊の面倒みて!」って振ったら、布団は敷きっぱなしーうえーキノコ生えてきたー。洗濯は臭いがしだしたらやればよくない?メシ?コンビニ行ってくるー赤ん坊?俺よくわかんないしーみたいな、男子学生みたいな生活になるに決まってるじゃん(それで本人が死ななきゃ本人的には問題ない訳で)。

仕事にしろ家事にしろ、あれやって、これやって、ここはこうして、と個別に指示するのと、最低限のクオリティが確保されてたら自分のやり方じゃなくても文句言わないのが絶対必要。

そうしているうちに、だんだん全体が見えてくるから先回りしてやってくれるようになる(人もいるし、できない人はいつまでも指示待ちだけど、旦那がそうなら諦めるしかないだろう)。

うちはいつだったか子供のことを全部私に聞くのは違うでしょ、あんたも親でしょうがとガチギレしたことがある。

そういう過程も経ずに、察してくれないなら、100%思い通りにしてくれないなら自分がやった方が、って自分を追い込んで、それで「旦那はいない方が楽なんだから、育休取らせんな」ってのは違うんじゃないかね。

---
とかいってたら、今度は桜田元大臣が「女性には子供を最低三人くらい産んでほしい」っていう発言をしたっていう……

そりゃ、人口考えたらそういう発言にはなるんでしょうが、「最低三人くらいは産んでほしい」って何?

三人産んでもらえたら、ならわかるよ。

最低◯◯くらいはしてほしい、ってのは普通の感覚としてはこういう↓使い方な訳よ。

「1,000円払ったんだから、最低普通の人がお腹一杯になるくらいは出してほしい」
「仕事はしなくていいから最低就業時間中くらいは座っててほしい」

つまり、他になんにも求めないから最低限の義務としてこれくらいは果たして、ということ。

……二人でもけっこう自分を犠牲にしてる感すごいんですが(体調や子育てのため思うように仕事にコミットできない)、二、三年おきに3人も産んだら10年くらいキャリアが事実上ストップするんですが……その間体調不良とストレスMAXが続くんですが……
同期近辺がどんどん仕事内容も責任も給料も上がってくなか、その辺りも全部ストップするしね。


専業ならほぼワンオペ確定でやっぱり10年くらい節約やりくりしながら未就園児の面倒を見続けることになるんですが……

ねえ、それが最低限の義務ってなんて無理ゲ?😓


あのねぇ、お爺ちゃん。

世の中ね、いまどきね、元気バリバリ関係良好の祖父母と同居とか近居していつでも子供預かって貰える共働きばっかりでも、専業主婦で10年仕事してなくてもいろんな意味で大丈夫な人ばっかりでもないのよ。


初婚年齢が30過ぎてんのよ?3人産んだら本格的に社会復帰するのは40すぎだよ。

今の状況でみんなが三人以上産むって、無理だから。

政治家って、「三人くらい産むぞ!と目指して貰える国にしていく」のが仕事じゃないの?

何で、若人に負担押し付けて当然、最近の若いのは義務も果たさんからなー困ったこっちゃ、みたいな顔してるの?


誰でも(育児や介護なんかの理由がなくても)繁忙期なんかの特殊な時期を除いて定時で帰れて、誰でも時短やフレックスが取れて、お仕着せの10連休じゃなくて自由に二、三週間のバカンスが取れて、ブランクがあっても再就職ができえ、男性の時短や育休が普通になって。

そうなったら、肩身の狭い思いをせずに三人以上産める人も出てくる「かも」ね。

それでも妊娠&授乳期間は母親でないとどうしようもないので、各2年くらいはどうしても職場には迷惑をかけることになる。

(実のところ、今はいついなくなっても仕事が回るようにはしているし、周りにも冗談半分で言っている)

うちは割と大きなところなのでなんとかそれでも回るから二人くらい産んでる人は多いけど、三人になるとたぶん引かれるわ。(たまにいるけど)


ほんともう、周りにその辺が見える人がいないんだろうなぁ。。

なんだもう。
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親子で映画的な

2019-05-25 17:15:00 | 日常。
泣いても騒いでもオッケー!子供連れでも映画を楽しみましょう、というイベント。赤ちゃん連れの友人が行ってきたらしいのです。

……って話を旦那にしたら、「元気だなーと思うけど、赤ちゃん連れで映画って楽しいのかなぁ?」と純粋な疑問が(笑)

泣いてもオッケーと言われても、泣かれたらあやさない訳にもいかないし、うんちしたーおっぱい飲むーとまぁゼロ歳児はいろいろ対応しなきゃいけないし。

だったらそこまでして頑張って映画館行くより、DVDでも借りて(またはDLして)のんびり見た方がよくない?と。

「上の子にも映画を見るチャンスを、ってことなのかなぁ?」


んー、どうでしょうねぇ。


映画好きな人って、映画館で映画見るのがイイ(≧∇≦)bって人もいるので、そこにもニーズはあるのではないでしょうか?

自分の話になりますが、実は私、今妊娠五ヶ月に入り、またしばらく酒が飲めない人なのですが、例によりノンアルコールビールやデカフェのコーヒーを愛用しております。
(つわりでしばらくそれどころじゃなかったけどね!😱)

「お茶でも水でもいいのに、そんなまがい物飲んでまで酒飲んでる気分になりたいかな?理解できないわ」

という人も一定数いるのは分かっているので、なんというか映画もそんなもんじゃね?と思います。頑張ってでも見たいときがあるんだよ、たぶん。

ほんと趣味嗜好は人それぞれやなぁと思うところ。
みんなできるだけストレスない生活を送れたらいいね!
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何かを選ぶってことは何かを捨てるってこと

2019-05-01 06:58:52 | 日常。
先日、友人とその嫁さんと会う機会があって。


嫁さんと私は、たぶん違う惑星に住んでるくらい別の世界に生きている人で、同年代であることと既婚者であること以外に特に共通点はない。


別に30代は女の人生にとって大きく道が分かれるところなので、そんな知り合いは山ほどいて、未婚独身も既婚子なし(専業主婦も仕事ありも)も既婚子あり(専業主婦、パートや派遣、バリバリ兼業)とまぁ多岐にわたるのが当たり前。

深い付き合いはお互い忙しいから出来ないけど、それはそれでいい関係を築いていると思っている、、訳だが。


なんか、その友人の嫁さん(初対面)は、その気はないのかもしれんが突っかかってくる😓

そもそも私と会ったらいろいろ聞きたいと言ってたのは君じゃないのか、それで声をかけられたんじゃなかったのか(※)、とか思うけど、大したこと聞かれないし、話した感想が「えーなんか大変そうアタシ無理ー」(意訳)とかもうそれアンタそう言いたいだけちゃうんかと。

※ちょっと一歩踏み出したいけどちょっと怖いから経験者に話を聞きに来たという形


パンダかあたしゃ😓


大変だよ?いろいろ大変だし愚痴るし旦那にもいろいろ迷惑もかけてる(た)けど、自分(たち)で選んで決めたから頑張ったよ?

そのために諦めたものも後回しにしたものもたくさんあるよ?

というくらいのことはオブラートに包んでお伝えした。


てか、大変なことはやりたくないって言う人は、現状で安穏としてた方が幸せなんじゃないの、と、余程言おうかと思ったけど通じなそうだから止めといた。💦💦


たまに居るんだけど、「自分はなにも動かないけどいろいろ持ってるあなたが妬ましい」って人なのかなぁとか失礼ながら思ってしまった。

よく話せば違うのかもしれないけど、なんせ三時間四時間一緒にいて最初の頃は割とサービストークもしたけど、大して口を開きもしないから、それ以上こっちから歩み寄らなきゃいけない義理もないし。


別の最近の知り合いも実はそうなんだけど、必要な場面で全く口も心も開こうという気もない人、なにかを捨てることをしない癖に人にうらやましい妬ましいという人というのは何を考えているんだろう?

(選択ぼっちは別。私だって社交モードをオフにする場面はある。保育園の保護者会とか(笑))

それで必要な情報なり成果なりが得られないと、そういう人に限って腹立てたりするんだよねぇ。

必要な情報や成果はぶすっとしたまま口をあけて待ってれば降ってくるもんじゃないってことをいい歳こいて知らないのかしら、とか思うけど、知らないんだろうなぁ。

うちなんか、没収されたおもちゃを取り返すために1日いい子にする、とか、デザートを食べるために嫌いなおかずも目をつぶって必死で一口食べる、とか、三歳児でも親と交渉しながらやってるのだが💦💦

何でも手に入れてるように見えるかもしれないけど、もがいて嫌なことを飲み込んでいろいろ諦めて本当に欲しいと思うものだけを選んで掴んできて、それでいろいろ掴めたことは本当に本当に幸運だと思うけど、それこそ上野千鶴子名誉教授の東大の祝辞ゃないけど私の努力だけでできたことなんかほとんどないけど、少なくとも努力どころか一歩踏み出すことすらしてない人に妬ましいと思う資格はないとおもう。

なんていうか、「トーダイってだけでチヤホヤされてムカツクー」って掛け算九九も怪しいお前が言うな、的な。

ちなみにトーダイってだけでチヤホヤされるのは学生までなんで念のため(笑)


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GWは遠出せずにごろごろしてます。

久しぶりに真面目にカレー作ったらマジで美味かった。手抜きは手抜きの味だなぁ💦💦
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