だいありぃ。

くろねこのつれづれなるにちじょう。

Airbnb・日本版?

2015-11-16 17:21:35 | 日常。
 Airbnbについては、これまでも結構触れてきたところですが。たとえば→この記事

 帰ってきたら、日本で結構話題になっていて驚いた


 まぁ予想はしていましたが、抵抗感強いですね。
 外人さん苦手な人が多い上に、「ひとのうちに泊まる」文化が消えて久しいですから、そりゃそうかなぁ、というところではあります。

 
 泊まる方としては、宿泊地の現地の人とふれあう機会なんてなかなかないですし、いろいろ教えてもらえると楽しいので、いいじゃなーいというところではありますが(ただ、もてなす側になるのはストレスかかりそうなので個人的には嫌。)、近隣住民からしたら「しょっちゅうガイジンがきてるし、なんか気持ち悪い」ってこと、みたいですね。

 ここで法律屋っぽいことを少しいうと、
 ・設備を設けて宿泊料を取り人を宿泊(寝具の利用)させる営業を、ホテル営業や旅館営業などといいます(旅館業法より)
 ・旅館などを営業するには、非常口などなど一定の設備を整え(旅館業法より)、防火対策などをきちんととり(消防法より)、さらに立地などにも規制があります(建築基準法より)。

 ということで、「設備を設けて行う営業」じゃなければ対象外。「営業」とはなにかは解釈問題ですが、一般的には反復継続の意思をもって営利活動を行うことを言うかと思います。要は、「商売」かどうか。
 なので、観光地近くで友人を泊めてあげて、代わりにご飯代+αをもらう、なんていうのは、それで商売しているわけではないのでOK。旅館業ではないことになります。

 Airbnbがグレーといわれるのはこのあたりで、元々の発想は「うち今部屋あまってるから、ネットで知り合いになった人を泊めてあげよう!」というやつ。私がヨーロッパで泊まった数カ所はそういう感じのところが多く、もともとA・B・C3人でルームシェアしており、だれかが泊まりに来るときは1人の部屋を明け渡し、たとえばAとBが同じ部屋で寝る(!)とかで自分たちの家賃の軽減を図っているなんてところもあったくらい。
 これをもって「設備を設けて反復継続して宿泊料を取って「営業」している」と言えるかというとかなり微妙なところ。。。

 でも、Airbnb(とか、その他の似た様な制度)を利用して、どう見ても営業やん、というのも多々ある。同一市内に同じような部屋を何個か所有し、専用の家具や寝具を備え付け、「何かあったら携帯に連絡してね!」というような。
 または、宿泊者用の部屋と食堂、トイレ、シャワーを用意してあって、B&Bの看板挙げてるとか。←完全に営業

 こういうのはバシバシ取り締まって良いと思うんだけどなぁ
 これもやっぱグレーなのかなぁ?

 もともと、旅館業法の趣旨は、悪徳旅館・ホテルをなくし、一般人が旅先で安心して清潔なところに泊まれるようにするというのが第一義。
 外人さん(日本人もだけど)が一般家庭に泊まるのに規制を設けよう、というような法律ではないので、なんか現実とずれた規制になるんだよね。。。フロント作れとかさ、、、


 個人的には、とっとと法律作っちゃえば良いのに、という気がしています。ホテルや旅館ではない「民泊」という形態が出てきた以上、法律の想定外のことが起きているわけで、解釈変更でどうにかなるレベルじゃないんじゃない?と。
 特区も良いんだけど、7泊以上だっけ?そんなにおなじところに泊まらないよねぇ。。。
 そんで、仲介業者に設備や身分証明書の確認義務とか、トラブルの際の仲介義務とかつければいいんですよ。Airbnbがすでにやっていることです。

 ついでに、通常の民泊レベルでは「多数」とは言えないし、「ガイジンが常時出入りするのが気持ち悪い」とかいうのは法律では規制できない(外人さんにも日本人に準じた居住や移動の自由があります)ので、もしかすると管理規約とか不動産賃貸契約特約、建築協定の権限になると思います。むつかしー
 ていうか、普通、日本の場合、常時他人が来て泊めてたら、賃貸だったら大家さんから契約違反を言われちゃうんじゃないかと思います。マンションでもうるさければ管理会社から文句が行くかと。Airbnbで比較的よく見かけたのは、「パーティーはご遠慮ください」「マリファナは禁止です(オランダのみ)」。もちろん宿泊者の人数は決められており、それ以上になったら(誰か連れ込んだら)契約違反になると思います。


***
 結構ヨーロッパで便利に使ったからなぁ~
 うまく共存していけば、なんとかなるとおもうんだけどなぁ~
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