現在ゲームをプレイ中~ドラゴンクエスト9星空の守り人

ゲームのプレイ日記を中心にいろいろと。基本的に箱と取説の情報だけでプレイするのでおかしな事をしてたりします(^^;;

「八重の桜」32話「兄の見取り図」

2013-08-15 01:35:14 | 八重の桜
「八重の桜」が描く明治という時代についていくことが出来ていない自分に気が付いてしまった。登場人物たちはそれぞれ適応出来てるみたいだけど。
幕末会津編が長くて見ごたえがあったせいか。なんだかまだ戊辰戦争が終わってないような奇妙な感覚。西南戦争までこんな感覚かもしれない。

地デジや新聞の番組欄で紹介されてた今回のストーリー。「みねはうらを忘れられず、母屋を飛び出し泣き崩れる。しかし、みねの後を追おうとした八重を覚馬は厳しく静止する。覚馬は八重に、自らが取り組む京都再建の片腕になるよう命じる」を読んで、あんつぁまひどくね?と思った。
本編見て、私人としてはあんつぁまひでえ、公人としてはあんつぁま頑張ってんだなと思った。

娘のことは気遣ってないようだし、女にも学問を、と言うが学問させるのは妹だけで、新しい嫁は今まで通り家のことをさせてる。もし、うらが京に来てたら、うらが家のことして、時栄は妾しながら覚馬の秘書してたのかなあ。
八重に学問を、というのは、使いものになりそうだっていうのと、尚之助のことがはっきりしないから、女一人で生きていけるように、という配慮もあるんだろうな。
「家族みんなで朝飯を」の台詞で、尚之助は家族じゃないのかよ、と思ってしまった。確かに血はつながってないけど、親友で妹の旦那じゃないか。来週、覚馬は尚之助をどう思ってたのか聞けるといいんだけど、期待はしない。

会津を捨て石にして作った今の政府は間違ってる。でも内戦は駄目。これからは学問だ。武力に押しつぶされない強い文明の町を作る。そのためには長州の者の下で働くし、助言もする。八重も使う。

覚馬は公人としての考えは語ってるけど、私人としての考えは語ってないんだよな。八重に語らずとも、みねには語ってやんないと駄目だろう。佐久が「覚馬はうらを気にかけてた」的なことを言ったけど、本当にそうなのかは分からないんだし。

雛人形の話をやるとは思わなかった。
「山本覚馬」青山霞村、同志社出版の本に書いてあったエピソード。
これによるとその場で説得したんじゃなくて、時間を貰って、販売ルートなどを確保したうえで「外国に売ったら儲かるよ。今まで通りにやる?それとも外国に売る?」と聞いて「外国に売ります」という言葉を引き出したんだけど、そこはドラマなんであんまり気にしない。

みねが良かった。
泣いてる妹に「お腹すいたの?」と声をかけるけど、時栄が来たら逃げるとこが良い。
おっかさまとの思い出を語るのも良かった。まさかここでうるっとくるとは思わなかった。
そんなみねを籠絡する(違う)時栄。こんなあっさりと時栄とみねが和解するとは思わなかった。ある意味やり手だな。

覚馬が櫛を触って、赤い櫛だと言い当てたのは覚えていたからじゃないと思う。
この櫛、そもそも八重が「姉様にお土産を買ってったら?」と言ったから買ったものじゃないか。色なんか絶対覚えてないよ。つーか、うらに櫛を買ったことすら覚えてないんじゃね?10年も前のことだし。

となると、誰かが「みねはうらに貰った赤い櫛を大事に持ってる。櫛は覚馬が買ってやったもの」ということを覚馬に教えたことになる。
八重は違うだろう。となると時栄か佐久。時栄は、みねが赤い櫛を持ってるのを知ってるが、覚馬が買ったものとは知らないだろう。となると佐久しかいない。

この赤い櫛のことで、みねは覚馬と完全に和解したことを考えると、佐久に策士のイメージが…。
えー。なんか、佐久のイメージと違う。でも佐久以外にいない。「米沢で言って聞かせたんだけど。まだ子供だし」という台詞も、ずっと一緒だった孫より何年も会ってない息子か、リアルだなと思った。佐久のイメージが奇妙にずれてきたような感じがする。
実は覚馬はちゃんと覚えていた、というふうに考えた方が精神衛生上良いような気がしてきた。

こづゆ作ってた。前にも書いたが、豆麩が会津以外で手に入るとは思えない。
米沢は会津から近いからまだいいけど、今回は京都だぞ。無理がある。現代でも会津以外じゃまず手に入らないのに、この時代は無理だって。

捨松がなんか違う。
ハーフ顔のせいか?品があるように見えないとこか?みねより年下の役者だったはずなのに、大人の役者になってるとこか?(笑)

そもそも捨松が何故アメリカにいるのか説明してない。
明治政府が募集した女子留学生5人のうちの1人で、10年は帰ってこられないと言われて、新政府軍の関係者からは立候補なくて、応募してきたのは全て旧幕府関係者の娘たちで、捨松母(艶)は「もう二度と会えないと思う。それでも捨てたつもりで帰りを待つ」と咲から捨松に改名させ(ここだけはドラマで言った)というのをやって欲しかった。
改名シーンは捨松の見せ場の一つなんだから映像で見せて欲しかったよ。

それ以前に、一般視聴者としては、捨松って新キャラ?じゃないか?山川浩の妹って言われても、先週見てない人は山川浩って誰?だよ。浩(大蔵改名)と健次郎が兄、二葉が姉。咲は籠城戦に参加。「敵に明け渡すのにどうして掃除するの?」と言った子。焼玉押さえをして負傷。これはドラマではやってないが、結婚相手を考えるとやるべきだったと思う。

ああ、そうか。自分としては、改名シーンを映像で子役が演じるのを見て、帰国シーンで大人捨松登場が見たかったんだな。で、帰国したとこに家族が涙ながらに待っている、というベタな話が見たかったんだ。家族は捨松のあまりの変わりように唖然とする、みたいな。

襄「あなたの前には薩摩も長州も関わりのない広くて豊かな世界が広がっているのですよ」って八重に言うと思ってたよ。捨松にかよ。襄と捨松の恋愛フラグ立ててるみたいだよ。脚本的には、捨松の性格変化と結婚相手への伏線張りだと思うけど。
八重にも言ってほしいんだけどなあ。

八重「あのときお城にいなかったから」(言いすぎた)とか八重「なんで会津が滅びんのをお止めにならなかったんだし」答えられない西郷。は良かったなあ。
岩倉使節団が役立たずだったところも良かった。

次回「尚之助との再会」。
史料を見ると尚之助と再会したはずはないらしいんだが、ドラマなんで細かいことは良いか。