現在ゲームをプレイ中~ドラゴンクエスト9星空の守り人

ゲームのプレイ日記を中心にいろいろと。基本的に箱と取説の情報だけでプレイするのでおかしな事をしてたりします(^^;;

「八重の桜」35話「襄のプロポーズ」

2013-09-03 00:56:56 | 八重の桜
脚本家が「八重が敬愛してたのは兄と殿で、旦那二人は同士のようなものだったと思う」と言ったのをどこかで見た。今回の放送で、脚本家が書きたかったであろう「同士のような夫婦」というのが見れたような気がした。

襄「忘れないでいて欲しい」で「めぞん一刻」を思い出した(笑)。あれも男が女に似たようなこと言うからだな。2回目のプロポーズでOK貰うのも同じだな。

尚之助の死に涙した同じ回に、襄のプロポーズを受けるって時間配分的に駄目だろう。
ただでさえ襄よりも長い時間出演してた尚之助に感情移入してる上に、非業の死。物語的には夏から秋に時間が過ぎているが、視聴者的には数分後だ。気持ちが付いていかない。尚之助の死と襄のプロポーズは違う回でやるべきだった。

それもこれも幕末会津編が長かったせいだと思う。
幕末会津編だったら必ずやってた八重に直接関係ない政局が、今回全く描かれてない。大河ドラマで明治以降は少ないんだから、実は少し期待してたのに。いま大山巌とか大久保利通とか木戸孝允とか西郷隆盛とか何やってんだ。

幕末会津編好きなだけに、明治京都編が思った以上に面白いだけに、つらい。
押しかけ登城とか吉田松陰とか覚馬禁足とか、そんなの全てすっとばして、2話で京都守護職受ける話で良かったと思う。追鳥狩りも象山塾も八重の子役も良かったけど、いま明治編の時間が足りないなら要らなかった。鳥羽伏見以降の時間配分は問題ないんだけど、その前段階が長すぎた。

しかしその前段階がないと「会津は悪くない」とか「会津は賊軍ではない」という主張が受け入れ難いというジレンマ。さらに言うと、その前段階を放送中は長いとは全然思わなかった。
あ、そうか。
もう少し丁寧に描いて欲しかったのか。つまり全50回じゃ足りないと。それだけハマって見ていると。どんだけ気に入ってるんだよ、自分(笑)。

尚之助の死は泣いた。
覚馬「尚之助は戦死だ。ゆっくりと死んでいった」とか襄「力強い字だ」とか。死亡報告を聞いた八重が表情がだんだん硬くなり、「仕事あるから」で逃げるように行くのも泣ける。当初現実を受け入れられないのは三郎のときと一緒。今回はあのときとは違って、わめき散らさないだけ成長したな。

が、尚之助が書いた「会津戦記」は要らなかった。こんな創作やってまで尚之助を持ちあげなくても、と思う。これに刺激を受けて「京都守護職始末」や「会津戊辰戦史」を書きました、なんて話の流れにだけはしないで欲しいんだが、どうなるか。

斉藤一(藤田五郎)が良かった。
会津で八重と会ったときは山口二郎を名乗ってたはずだが、そこはスルー。山川浩も佐川官兵衛も誰も藤田とは呼んでない。だって斉藤一と書かないと分からないし。

「あなたは新撰組の」じゃなくて「旦那さまです」で反応する女生徒っておかしくね?
ここ京都だよ。子供のころ人斬り集団の噂ぐらい聞いたことあるだろうに。

佐川「口数が増えたな」で、確かに。最初のころは一言二言くらいしか台詞無かったもんな。今回が一番台詞多いもんな。と思ってしまった(笑)。

斉藤一と襄の語らいは良かった。

で、八重は親友の時尾と再会したわけだが、ここでも「嫁に行かない同盟」は語らず。八重が結婚したときも、時尾が結婚したときも語らないなんて、がっかりだ。

それはともかく、この斉藤一見てたら「るろうに剣心」読みたくなった(笑)。

槇村は相変わらず良いな。
史実だと覚馬の協力者で敵になる人物なんだが、その辺もやってくれそうで楽しみ。特報動画「明治を駆け抜ける八重と襄」を見ると、府議会議長っぽい場面もあるし。

襄も尚之助も衣装の基本が白なのは、狙ってるんだろうな。
別次元の人というか異邦人というか本来ここにいるはずのない人というか、そんな感じ。尚之助は八重と結婚した後だったか戊辰戦争勃発後だったか、そのあたりから白の衣装を着なくなった印象があるので、襄もそうなったりするんだろうか?

次回予告。
八重のウエディングドレス姿、どうして予告で見せるんだよ。正面からの映像を使うな。せめて背中とか足元とか襄の向こう側にいる八重とか、ドレスのデザインも八重の表情も見えないところを使えば、興味をそそられるのに。
そういえば八重の角隠しも、最初に見せるのは旦那なのかと思ってたら、あっさり視聴者に見せたので興ざめだったのを思い出した。