現在ゲームをプレイ中~ドラゴンクエスト9星空の守り人

ゲームのプレイ日記を中心にいろいろと。基本的に箱と取説の情報だけでプレイするのでおかしな事をしてたりします(^^;;

「八重の桜」関連書籍の感想3

2013-12-05 01:00:27 | 八重の桜
「八重の桜」の関連書籍が色々出てるので読んでみた。関連書籍じゃないものも読んでる。簡単な感想付き。関連書籍の感想1はこちら。関連書籍の感想2はこちら

「清らかにたかく」2(終)。松尾しより。双葉社
まさかの全2巻。もう1巻あると勝手に思ってた。その分エピソードが濃くてスピードもあって、そんで泣いた。幸せな場面で泣くとは思わなかった。面白い。大河ドラマの明治編は、この本そのままやっても良かったんじゃないかと思ったくらい面白かった。
八重が勝海舟に言った言葉がかっこよすぎて惚れる。本当にかっこいいよ、八重。
2巻を読む前に1巻を読みなおしたが、「お腹にお子が」はなかった。どうやら他の作品と勘違いしたらしい。秋水社(大都社)か竹書房のはずだがどっちだろう。

作者の松尾しよりは会津若松市の親善大使だったことを、先日初めて知った。人選に不満はない。
「八重~会津の花~」(秋田書店)という作品も書いてるので、そのうち読もうと思う。

「八重の桜ノベライズ」三。ノベライズ五十嵐佳子。NHK出版。
カットされた台詞が多すぎる。とくに籠城戦。この台詞なかった、こっちの台詞もなかったってのが多くて残念。見たかった。
「おん自ら戦の陣頭に立つ御主君にお仕え出来たのだからな」はノベライズでは台詞が違う。現場で直したんだろうか。それでカットとは泣ける。養子藩主の容保に家臣が付いて行った理由を分かりやすく説明してる台詞なだけに。

「歴史街道2013年2月号」八重と幕末会津
大河ドラマが始まるので特集組みました、的な印象。初心者向け。

「歴史読本2013年3月号」幕末戊辰戦争全史
八重と尚之助が東京で会ったはずはない、とあるが、そりゃそうだろう。
それより、川崎尚之助が出石藩出身かどうかはっきりしないってマジですか?兵庫県豊岡市と 福島県会津若松市との交流が始まりつつあるようなないような感じなんだけど。豊岡市のサイトに「川崎尚之助のふるさと」って書いてあるんだけど。尚之助のこと詳しく解説したブログだかサイトだかもあるようなんだけど。おまけに八重の桜紀行でしっかりやってしまったんだけど。
この記事書いた人の史料の読み込みが甘かったのか、その後史料が出てきたのか。それとも別の理由なのか。
請西藩は初めて知った。
赤報隊と相楽総三を初めて知ったのは「るろうに剣心」だったなあ、と懐かしくなった。

「歴史読本2013年7月号」山本覚馬 会津近代化への先駆者
谷干城と西周と横井小楠は大河ドラマに出てないが、出すべきだった。この3人がいないだけで、覚馬の人脈の広さや頭の良さが分かりにくくなってる。

「歴史読本2012年9月号」新選組京都15大事件の謎
斎藤一と会津戦争、なんて表紙にあったから、つい。新選組自体は割と好きだし。柴司の事件を2人が別角度から書いてるが、書き手によって受ける印象が違う。

「歴史読本昭和53年10月号」奥羽越列藩同盟と会津戦争
古い本だし、と期待しないで読んだんだが、字が小さくて情報量が多くて読み応えあった。
容保の孫で出版当時福島県知事だった松平勇雄の思い出話。戊辰内戦の戦略と経済。ドキュメント会津戦争の全貌(特に主要戦闘一覧、軍備)が良かった。
普通、敗者側の出来事は歴史に残りにくいものだが、人々は会津戦争に興味を持ったし、会津は「朝敵ではない」という思いで記録を残したので、会津側の事情が詳しく記された。とあって、ああ、なるほど。敗者が記録残さないと勝者の記録だけが残るよな。勝者より敗者の方が多く死んでたりするから、記録が残りにくいよな、と思った。
主要参戦人物事典に山本(新島)八重子の名がある。

「八重の桜」48話「グッバイ、また会わん」

2013-12-03 01:30:46 | 八重の桜
今月のOPは綺麗だな。
何度も傘が開くので、多いな、と思った。が、本編見て、この傘は襄が蒔いた種が開いたというのを意味してるんじゃないかと。もしそうなら多く開かないと意味ないな。背景は会津の風景っぽい。

襄死亡回。

八重が襄の具合が悪いと察知して、覚馬から襄の居場所を聞き出し、駆けつける。
美しい夫婦愛だと思うよ。
電報が来て初めて大礒に行ったと知ってた自分としては、電報は?電報まだだよ?と思ったが。

徳富蘇峰がこの辺りまで八重のこと疎ましく思ってたなら、敬愛する襄の意思を悩みつつも無視して八重に電報を打つ、というのが見どころになったんだろうに。惜しいな。

襄「あなたに話したいことがたくさんあるのに」と言ってたけど、医者に「いつ死んでもおかしくない」って言われてから1年近く経ってるじゃねーか。と余計な突っ込み。いや、そういうことじゃないっていうのは分かるんだけどさ。
襄にあんまり思い入れがないもんだから、全然泣けないし、心揺さぶられない。前夫の尚之助のほうが泣けたよ。

今回だけでいうなら、梶原平馬が書いた人形の絵の方が泣けた。
この人形、二葉は一生大事に持ってたっていう話もあるんだよなあ。

秋月は出ただけで嬉しい。小泉八雲に「神のごとき人」と評されたとナレーションで言ってくれたのも嬉しかった。予告にあった台詞がカットされてたのは残念だった。

襄が亡くなって終わりかと思ったら、看護婦話もやるとは。来週やるかと思ってたよ。時間ないんだろうなあ。前にも書いたが、この作品、時間配分がおかしい。
薩摩娘に土下座なんてやってる場合じゃないだろ。襄死後に最低3話、できれば5話欲しかった。博覧会もやらないし、容大入学もやらないし。八重が容保に会おうとしたけど時間的制約で果たせず、というのもやらないし。容保が東照宮で宮司やってるとき、頼母が禰宜やってるっていうのもやらないし。

襄の死から立ち直れない八重に覚馬が喝を入れるのは良かった。

が、英語習うのも、聖書習うのも、舎監やるのも、看護婦やるのも、全部覚馬に指示されたからっていう、このドラマの作りはどうなんだろう。
八重が自分自身でやりたいと言ったのって鉄砲だけじゃないか。主体性がなさすぎる。せめて看護婦くらいは自分で選んで欲しかった。

敵味方の区別なく~と赤十字の理念語るなら、瓜生岩子出しとけば良かったのに。

紀行。
勝海舟はただ単に間違えただけじゃないかなー。後でそれっぽい理由付けただけじゃないかなー。

次回予告。
御宸翰を山川浩に預けるって駄目だろ。それだけは駄目だ。
だったらなんで平成のいま、御宸翰と御製と錦袋が個人蔵になってんだよ。会津松平家所有物だぞ。ことが済んだら、会津松平家に返還させるからいいだろうとでも言うつもりか?
誰にも言わず、風呂以外は肌身離さず、死後、家族が確認してみたら御宸翰と御製だったという史実通りにやれよ。史実の方が感動的だよ。
容保側室を出しとかないから、家族が確認してみたら…が出来ないんじゃないか。側室も子供もいなくて、どうやって孫のことやるつもりなんだろ。まさかやらないなんてことはないよな。不安……。

「八重の桜」47話「残された時間」

2013-11-26 01:16:48 | 八重の桜
先週、先々週と比べると、ずっと面白かった。政局もあったし。

みねの遺児、平馬を山本家の養子に、ってよく伊勢(横井)時雄が了承したな。平馬は長男だぞ。後添えに産ませるからってことだとしたら、泣けるな。

覚馬は歳取ったな。声が。
ここで久栄が手に持ってるのって、みねの形見か。この姉妹仲良かったことを思い出した。
明治21年に、女が学問したいって父親に申し出て、OK出るのは珍しい。現代目線で見るとなんでもないことだけど、山本家は普通とはかけ離れた家なんだよな。

襄の演説は、もうちょっとなんとかならなかったのか。
一国の精神の柱になる人を育成したい。まずは文学、歴史、哲学、経済学。理学部、医学部もやりたい。けど校舎建設や教員招聘に金がかかるから、援助よろしく。
って、この演説じゃ自分だったら金を出さん。

籠城戦での八重の2回の演説は、ありえないと思ったが良かったし、2回目のは泣けたのに。

大隈「西洋では富める者が慈善を行うのは慣例」と言って、財界から金を引き出すのは上手かった。
このころ政府は西洋化を推し進めてたから、「ここで金出さないと日本は文明国ではないと証明すること」という脅し文句というか殺し文句というか。

煙草の煙もうもうとする中での宴会って、時代だな。襄の心臓に悪そう。
具合が悪くても金を出してもらう身としては、中座出来ないのはいまでも同じ。
大隈は良い人というか、面倒見が良さそう。

横井小楠の名前をこんなところで出すとは。
ここで出すなら本人をちょっとでいいから幕末で出しとけよ。横井小楠の息子が伊勢時雄でみねの旦那というのもやってないだろ、このドラマ。

鎌倉という設定だが、実際のロケは猪苗代湖。
鎌倉の射的に何故赤べこ(会津の特産品)があるんだ(笑)。
槇村は相変わらずだが、そこが良い。空気が明るくなる。

明石博高はいつの間に医者になったんだ。
槇村、覚馬、明石の3人で京都府政を担ってたあと全然出てこなかったら、経緯が分からん。

襄の余命宣告されて、八重は現実を受け入れられなくて、一度逃避。そのあと受け入れるっていうのは、前にもあったな。三郎のときと、あと何だっけ?

この後の一連の八重と襄の夫婦の会話は良かった。寝室での会話が良い。

襄「医者の言うことを聞いて良く療養してください」
お前が言うな。
襄「関東で募金集めたらすぐに戻ります」
どう見ても死亡フラグ。
実際来週死ぬしな。それにしても襄やせたな。声も力ないし死ぬのに説得力ある。

ところで、大日本帝国憲法って、発音「だいにほん」じゃなくて「だいにっぽん」だよね?
少なくとも自分は学生のときこう習った。
「日本」の発音は「にっぽん」「にほん」どっちも使うけど、これは「だいにっぽん」のはず。いまの学生は「だいにほん」で習ってるんだろうか。

「八重の桜」46話「駆け落ち」

2013-11-19 01:06:07 | 八重の桜
今回、戦も政争も全くなし。
明治20年だから戦がないのは当たり前として、政治は何やってんだよ。少し前に面白かった教育史もどうなってんだよ。この辺やってこそ「大河ドラマ」だろうよ。

みね、あっさり死んだな。
「覚馬の娘」で覚馬とみねの絆を描いたんだから、今回のみねの死で、その辺の伏線回収っぽいことやって欲しかった。
そんで八重がみねの死を悲しんでる描写がない。入れろよ。

八重「私は子供に恵まれなかった」ってあっさりしすぎだ。
この時代、八重が襄との間に子供がいないことを全く気にしてないのがおかしい。襄は上が姉ばっかりの長男で、新島家にとっては唯一の男子。嫁である八重は子供を産む必要がある。たとえ襄やその両親が何も言わなくても、内心では気にしてないとおかしいだろ。

実は気にしてて、襄に「子供いなくても気にしないでください。私達には同志社の学生という子供が大勢います」と言ってもらって初めて、今回の「母親に」エピソードがあるなら問題ないのに。
どうして「清らかにたかく」(八重の漫画版。双葉社)みたいに描けないのか。

ユキに大きな子供がいることに驚いてたけど、この時点でユキは36歳。
斗南藩がなくなったあとに結婚、2年後に出産として、12歳くらいの子供がいても全然おかしくないんだよな。

久栄と蘆花(健次郎)の結婚に反対した理由は「学生だから」ってそれだけ?
別の理由があるはずだろ。
みね亡き今、久栄は跡取りだから小説家志望の男とは結婚させられない、みたいな。

蘆花の「優秀な兄と比較して駄目な自分」というキャラ設定は良かった。実際にはもっと駄目な男だったらしいけど。
蘆花と八重の場面は良かった。特に「食うために小説家に云々」の台詞は良かった。

つか今回良かったのってここだけだ。
「大河ドラマ」としてだけではなく、「普通のドラマ」としてもつまらなくなってきてて、感想書くのも面倒になってきた。文章量も明らかに減ってる。後4回あるけど、次に感想書くかどうか怪しくなってきた(笑)。

紀行で「不如帰」紹介ということは、捨松のことあることないこと書きまくって、風評被害に遭う話はやらないということか。
蘇峰との対立を見たかったな。

次回、「残された時間」は「限りある命」から変更。意味はほぼ同じだが、変更前のが良かったな。

「八重の桜」45話「不義の噂」

2013-11-12 01:22:34 | 八重の桜
つまらない。もうどうにもつまらない。
自分が見たいのは「大河ドラマ」であって、昼ドラじゃないんだよ。
役者が熱演してるだけに、どうにもつらい。

伊藤博文が初代内閣総理大臣になりました。
という場面も「これは大河ドラマです」というアリバイ作りのために入れたとしか思えない。
伊藤博文が首相になったことで、八重周辺に直接間接関わるならこの場面は必要だけど、そうなるんだろうか。

なんかどうでもよくなってきたな、このドラマ。もう完全に惰性で見てる。

時栄「ずっと妬んでましたんや」って八重に言うのかと思ったら、うらにかよ。
うらは若い時栄にかなわないと思って身を引いた。時栄は覚馬の心に住む若いうらに嫉妬した。
時栄も覚馬の心の中では若いままだろうと思うが、これは感情の問題だから、理屈じゃないんだよな。

八重と時栄の会話は良かった。
当初時栄をかばっていた八重だが、噂でなかったので出てけと言うのが、妙に緊迫してて良かった。
個人的には、八重が時栄に「久栄も傷ついてる」って言って欲しかった。八重が覚馬に「時栄を許したら久栄の縁談にも影響が出る」って言って欲しかった。

覚馬の妻であることが誇り。覚馬の心は自分のものにならない。山本家に入り込めない。その辺の複雑な感情が時栄を動かした。みたいな感じか。

予告では、八重を「良い人」に描かないみたいな雰囲気で楽しみにしてたのに、久栄と時栄を守るために悪役を買って出るってなんだそりゃ。
これはこれで悪くなかったけど、悪役八重を楽しみにしてた自分としては、少し残念。

八重が悪役買って出たのは佐久と時栄は分かってる。
久栄は分かってなさそうなので、次回、徳富蘆花との絡みで生きてくるんだろうと予想。

久栄の泣き方は下手だな。
時栄(谷村美月)が良かっただけに、いちいち引っ掛かる。

襄「伝道と大学設立の件をあいまいにして寄付を募った」ってなかなかの策士だ(笑)。