スピリチュアル・ライフ by birch99

スピリチュアリズムを小脇に抱えて・・・スピリチュアルな視点で日常を綴ります。

霊界からの働きかけ5

2010-07-21 00:00:01 | ◆スピリチュアリズム考察
’スピリチュアリズム考察’カテゴリーからの投稿です。

更に「祈り」にも霊界からの良い働きかけを受け取る効果があるようです。次に
シルバーバーチの霊訓から「祈り」がキーワードとなっている箇所を抜粋します。
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・祈りに効果はあるか?
本当の祈りと御利益信心との違いを述べれば、祈りが本来いかにあるべきかがお
分かりになると思います。御利益信心は利己的な要求ですから、これを祈りとよ
ぶわけにはいきません。一方、魂のやむにやまれぬ叫び、霊的活動としての祈り
、暗闇に光を求める必死の祈り、万物の背後に控える霊性との融合を求める祈り
、そうした祈りもあります。そうした祈りをあえて無視して、その状態のまま放
っておくことが実はその祈りに対する最高の回答である場合もよくあります。し
かし魂の奥底からの欲求、より多くの知識、より深い悟り、より強い力を求める
魂の願望は、自動的に満たされるものです。つまり、その願望が霊的に一種のバ
イブレーションを引き起こし、当人の霊的成長に応じた分だけの援助が自動的に
引き寄せられます。危険の中にあっての祈りであれば保護のためのエネルギーが
引き寄せられ、同時に救急のための霊団が派遣されます。それは血縁関係によっ
てつながっている霊もおれば、愛の絆によって結ばれている類魂もおります。
(霊訓1 P169-170)

(祈りや願いごとは誰に向けて発すべきか?)
人のために何とかしてあげたいと思われるのは真摯な魂の表われです。全ての祈
り、全ての憧憬は神へ向けるべきです。祈りとは波長を合わせることです。すな
わち私たちの意志を神の意志と調和させることであり、神とのつながりをより緊
密にすることです。何とかして宇宙の心、宇宙の大中心、宇宙をこしらえた神に
まず自分が一歩でも近づくように、真剣に祈ることです。それから、何とかして
あげたいと思っている人がいれば、その方を善意と、ぜひ自分をお役立て下さい
という祈りの気持で包んであげることです。ですが、それを自分が愛着を覚える
人のみにかぎることは感心しません。たとえ崇高な動機に発するものであっても
、一種の利己主義の色あいを帯びているものだからです。それよりはむしろ全人
類のためになる方法で自分の精神が活用されることを求めることです。というこ
とは、日常生活において自分と交わる人に分け隔てなく何らかの役に立つという
ことです。
(霊訓2 P168-9)

祈りは自然法則の働きを変えることはできません。原因と結果の法則に干渉するこ
とはできません。祈りとは、自己の限界を悟り、同時に(逆説的になりますが)内
部の無限の可能性を自覚し、それを引き出してより大きな行為へ向けて自分を駆り
立てる行為です。魂の必死の活動としての祈りは、魂が地上的束縛から脱してより
大きな表現を求める手段であると言えます。そうすることによって高級界からの働
きかけに対する受容力を高め、結局は自分の祈りに対して自分がその受け皿となる
ーつまり、より多くのインスピレーションを受けるに相応しい状態に高めるという
ことになります。大自然の営みを変えようとして大勢で祈ってみても何の効果もあ
りません。
(霊訓3 P222-3)

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上記のように「正しい祈り」に対しては、効果があるようです。しかし、いわゆる
現世利益的な願いのお祈りとは随分と異なります。下記にホワイト・イーグル霊言
集より「祈り」に関する箇所を抜粋します。
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感情の不統制は高級な媒体との接触を絶ち、反対に、清らかな愛に満ちた感情はそ
れとのつながりを深めます。後者は神のもつ創造力を秘めており、不統制の感情は
破壊力をもっているのです。従って、私達は、皆さんが内的世界と交通する第一歩
として、先ず感情の統制を重視するわけです。
祈りと瞑想、これにより、私達は無限の愛と無限の美の内的世界へ、いっそう深く
入っていくことが出来ます。

必ずしも教会や神殿に行って一人になれというのではありません。その人
は祈りによって、心を高揚させるかもしれません。しかし、それだけでは未だホン
モノの祈りとは申せません。真実の祈りとは、現実に、霊界の人との同調を生じる
ものです。
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いずれにしても、利己心、我欲を捨て「波長を合わせる」「同調する」ほどの真剣
な祈りでなければいけないようです。

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