「私たちの体は、夏になると体内での発熱を抑制し、さらに熱を逃がしやすい体質に変化します。毛細血管を広げ放熱しやすくし、汗をかいて体温を下げようとします。しかし、その夏の体質のため、冷房の効いた室内にいても、血管が縮みにくいため体内の熱が逃げすぎて「冷え」たり、外出先との激しい温度差によって自律神経のバランスが崩れています。自律神経は体温調節や発汗などのコントロールをしていますので、バランスが崩れると「冷え」に対しての抵抗力が弱くなってしまいます。足腰の冷え、だるさ、肩こり、頭痛、食欲不振、神経痛、下痢、不眠など・・・「冷え」によって起こる様々な症状が冷房病と言われるものです。」
暑さ対策は大事だが、クーラーでキンキンに冷やした部屋に一日中こもっていれば、健康な人でもクーラー病になりかねない。
しかも、私の知る限り、クーラー病は治るのに時間のかかる病気なのである。
というわけで、クーラーは必要悪だと考えて、使用するのは必要最小限にするのが賢いやり方だろう。
もっとも、そうすると、居場所の選択という難しい問題にぶつかることになる。
この時期、どこに行っても屋内はガンガンにクーラーが効いているし、かといって、街に出るとサウナのような暑さだからである。
とはいえ、消去法で行くと、「クール・アイランド」は、屋外の、「アスファルトのない場所」ということになりそうである。
「新宿御苑では、夕方の時間を冷房に頼らず涼しく過ごしていただくことで、地球温暖化防止に少しでも役立てようと、8月末まで開園時間を1時間延長しています。
涼しい風の通る新宿御苑の木陰で、御苑の夏ならではのクールアイランドの効果をお楽しみ下さい。」
涼しい風の通る新宿御苑の木陰で、御苑の夏ならではのクールアイランドの効果をお楽しみ下さい。」
15年以上前の古い記事だが、ここでは、新宿御苑が「クール・アイランド」の一つに挙げられている。
だが、エビデンスに照らすと、もっと涼しいところがあるようだ。
「水元公園
小合溜(池)に沿って造られた水元公園は、都内で唯一の水郷の景観をもった公園です。
園内には水辺に強い樹木が生育し、また水生植物も多く見ることができます。
水辺の涼やかさを感じながら遊べるスポットがいっぱいの水元公園は、夏のお出かけにぴったりの名所です。」
園内には水辺に強い樹木が生育し、また水生植物も多く見ることができます。
水辺の涼やかさを感じながら遊べるスポットがいっぱいの水元公園は、夏のお出かけにぴったりの名所です。」
「メタセコイアの森」付近の日陰は、何と20℃前後の涼しさである。
・・・余り宣伝すると人が集まって気温が上がるだろうから、本当は隠しておきたいところなのだが・・・。