ショパン:
ノクターン第20番 嬰ハ短調 「遺作」
ワルツ第9番 変イ長調 Op. 69-1 「告別」
ワルツ第10番 ロ短調 Op. 69-2、他
ノクターン第20番 嬰ハ短調 「遺作」
ワルツ第9番 変イ長調 Op. 69-1 「告別」
ワルツ第10番 ロ短調 Op. 69-2、他
プーランク:
3つの小品 作品48
R. シューマン:
色とりどりの小品 作品99 より(1.2.3.4.5.6.7.8.11.12.13)
R. シューマン:アラベスク ハ長調 作品18
<アンコール曲>
プーランク:
ノクターン第8番
ショパン:
ショパン:
マズルカ Op. 67-4
J. S. バッハ(ヘス編):
J. S. バッハ(ヘス編):
主よ、人の望みの喜びよ
プーランクがやや意表を突くが、
「私が大好きなアール・デコ時代のフランシス・プーランクの三連作【Trois
Pièces】を外すわけにはいきません。・・・
アール・デコ時代らしい作曲家のキャラクターが良く出ています。
あの頃のように私のピアにスティックな”青春時代”が響きますように。」(公演パンフレット)
とあるとおり、ブーニンのお気に入りの作曲家なのである。
曲想は、とにかく楽しいタッチで、最後は「弾き逃げ」という感じの終わり方である。
昨年も後半のプログラムに選ばれていたシューマンは、彼が9歳のころ、初めて人前で演奏したということもあり、特別な思い入れがあるようだ。
締めの曲はやはりシューマンの「アラベスク」で、ショパンの「ソナタ3番」とか「バラード1番」というチョイスにしないのは彼の現在の心境をあらわしているのではないだろうか?
アンコールは3曲という大サービス。
最後の「主よ、人の望みの喜びよ」では、思わず涙する人もいたらしい。
ちなみに、お客さんは、やはり”青春時代”にブーニンに熱中した人たちが多いようだが、男性がそこそこ(3割くらい?)いるし、若い人もチラホラいてやや意外だった。