家庭用ロボットとアイドル

●タレントの近未来の仕事として、家庭用ロボットにインストールする「人格アプリ」や「キャラクター権」が大きな収入源になるのではないだろうか。
　ロボットはそのうち、顔や声の他に、様々な人格をインストールして愛玩する対象になる。アイドルがその顔や声だけでなく、性格や趣味嗜好などの人格権を売る。そんなビジネス。

　イメージとしては、ペッパー君や、アマゾンのAstroの頭部が映像スクリーンになり、そこに人格インストールしたアイドルの顔が表示されて、そのアイドルの声で喋る。
　ロボット購入者は「今日は森七菜2022をインストールしよう。明日は橋本環奈2018にしよう」と、ロボットの人格を入れ替えて、部屋に置き、話しかける。対応はキャラクターの気まぐれさでも変わる。
　ルンバを買収したアマゾンのロボットは今後、お掃除機能もつくはずだから、自分の推しのアイドルが歌いながら、部屋を掃除してくれるようになる。

　いや、そんな売れっ子アイドルやトップ女優は売らないか。グラビア系のタレントがエロ要素込みで、ＳとかＭの人格アプリを売るのだろう。「何、掃除？　てめえが自分で掃除しろよ、こら！」

●自分の視野を24時間シフトで売るタレントも出てくる。
　近い将来、ドライブレコーダーみたいに、人間の頭部にカメラ付きのヘッドバンドやメガネを装着して、各自の視野を全録画するようになるはずだから、Ｂ級タレントやYou Tuberはその映像を売るビジネスを始め、購入者がリアルタイムで同一景色を共有することも可能になる。引きこもりが脳内でアイドルと毎日散歩できるかも。

●投げ銭のシステムも、やり方によっては莫大な利益を生む。
　人気アイドルがLIVE配信して、投げ銭に対する返答の動画メッセージを金額に応じて10パターンくらい用意しておく。投げ銭してくれた人の名前も、希望に応じて音声合成してメッセージに入れるようにする。こうすれば、ファンは10パターンの動画を全部見たくて、10段階の投げ銭をするだろう。

●急にわけわからんことを書き始めたが、おっさんが思い描く近未来のＳＦワールドなんて、とっくに語られているんだろうね。
　まあ、王様はメタバースの先駆者だから許せ。なぜなら金満血統王国はメタバースのヴァーチャル・キングダムだから(笑)。