王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

鈴木亜由子とラグビーW杯

2023-10-16 18:54:09 | 五輪
●ラグビーW杯を優先してマラソンのMGCは見逃してしまったが(寝てた)、鈴木亜由子で検索して写真を探したら、涙が出てきた。
 ゴール後、雨の中で立ち尽くし、虚空を見つめる胸に刺さる表情。

 まだ五輪のチャンスはあるから頑張ってと応援したい気持ちと、ゆっくり休んで欲しいという気持ちと、両方ある。




●男子は川内優輝が大逃げをかまし、ステイゴールド産駒の8歳馬みたいだった。アフリカンゴールドか。一線級相手に4着に粘った阪神大賞典みたいな。
 SNSに「川内選手の走りに揺さぶられて、おれもちょっと走ってきた」とか「筋トレした」というツイートが多くて、影響力がすごい。ああいうのを見ると、居ても立ってもいられず、走りたくなる人がたくさんいるんだね。

 ラグビーは準々決勝4試合、全部見た。すべての試合が名勝負。マジで。

1●これが情熱のアルゼンチンだ! ウェールズに29-17で逆転勝ち! 
 アルゼンチン・ラグビーは泥臭さが好きだ。サッカーの国でラグビーを選ぶような選手たちだから、みんな偏屈で頑固なんだと思う。これで日本の評価もちょっと上がるか。

2●すごい試合! 語り継がれるラストワンプレーの攻防! ニュージーランドが28-24でアイルランドに勝利。
 アイルランドがトライだけを狙って攻め続けた最後のプレーはフェイズ37を重ね、6分か7分くらいあった。守りきったオールブラックスの魂のディフェンス。

3●フィジー、後半の連続トライで同点に追いつくも、力及ばず敗戦。
 懸命につないでつないでやっと獲ったトライで追いついても、かるーくドロップゴールやPGで突き放すイングランドの慈悲のなさは、もう昔から何度も、飽きるほど見てきた。イングランドのキックの得点は、全部1点にしたほうがいい。ボールを華麗に横に動かすフィジーのラグビーは美しい。

4●因縁のフランスvs南アフリカ戦。なんだ、これは! 速い。すべてが速い。攻撃のテンポ、間のなさ、デュポンの球出しからキックのタイミング。南アのカウンター。ゲームスピードが速い。
 前半はフランスのフォワードが躍動し、特に第1列の選手の走力がとんでもない。チーム力はフランスが上に見えたが、ラッキーバウンドもあって南アフリカが小差で付いていく。
 すると後半の早い時間に南アフリカがごっそり選手を入れ替え、デクラークほか「なんだ、こっちが一軍だったのかよ!」みたいなメンバーが出てきて、流れが変わった。

 前半は耐えて耐えて、後半勝負のゲームプランだったのだろう。スプリングボクスのフォワードが優位に立ち、じわじわと押し込み、フランスの反則が増えていく。
 最終的には29-28の1点差で南アフリカの勝利。PGの分の差。いや、コルビがチャージしたコンバージョンキックの分の差だ。今大会はフランスが優勝するんじゃないかと素人ながらに思っていたけど、大事なところでミスが出た。ノーサイドの笛で崩れ落ちるフランスの選手たち。
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