王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

ジャンヌ・ダルクとオッペンハイマー

2024-03-05 17:15:08 | エンタメ
●久しぶりに音楽系の記事をたくさん依頼され、忙しい。エンタメ系の仕事は楽しい。そのせいか、馬券がちっとも当たらない。

●22歳で読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞した清原果耶さんの舞台「ジャンヌ・ダルク」が、3月9日からWOWOWで視聴できる。ライヴ観劇では細かい表情の変化まではわからなかったから、楽しみ。

「獅子を見た者が馬だと間違えますか!」。ここのセリフ、好き。



●長澤まさみ、坂口健太郎らのNetflix『パレード』は、気軽に感想を書くのが難しい。
 藤井道人監督が、プロデューサーの故・河村さんに捧げた映画として観れば理解は進むのだろうけど、そんな裏事情を抜きにして、独立した作品として評価したい。1回目は森七菜ちゃんの芝居の強さに目を奪われてしまったので、もう1回ゆっくり見る。
 そりゃ長澤まさみの息子は、奥平大兼くんがやるしかないよね。同じプロデューサーの映画「マザー」からのつながり。

●「映像の世紀/マンハッタン計画 オッペンハイマーの栄光と罪」の回は、オッペンハイマーの伝記としてだけでなく、原子爆弾の史実や基礎知識を学べる良作だった。
 日本も仁科芳雄を主人公にした映画か、朝ドラをつくって欲しい。科学者の苦悩と、日本も原爆開発に熱心だった歴史を、家族ドラマの中で見せて欲しい。

●Netflix『アインシュタインと原爆』。映画『オッペンハイマー』の予習にこちらも。
 第二次大戦前、ナチス政権下のドイツから逃れたユダヤ人のアインシュタインが、普通の人であろうとした日々が描かれる。しかし戦争が始まると、原子爆弾につながる理論の提唱者として否応なく戦争に巻き込まれ、思想を理由にマンハッタン計画からは外されるが、戦後、責任を問われる。

 アインシュタイン「ドイツが原爆の開発に成功しないと知っていたら、パンドラの箱を開ける手伝いはしなかった」

 ルーズベルト大統領に手紙を書いた有名なエピソード、ここでは「手紙に署名した」という表現になっているけど、そうだったんだ。調べて初めて知った。アインシュタインが自分から手紙を出したわけじゃなくて、他の科学者が周到に時間をかけて巻き込んだのか。
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