●映画『Anora アノーラ』鑑賞。マイキー・マディソンが、えろんな意味で最高だった。
前評判で比較されていた『プリティ・ウーマン』とはぜんぜん違うし、脇役も含めて、日の当たらない場所でしか生きられない人たちへの賛歌として見た。ラストシーンがいい。
平日の昼間だったから、客はおじおばが多かったけど、おばちゃんたちの間には「あらやだ、こんな卑猥な映画だったの?」ふうの反応があったように思う。いいぞ、もっとやれ。
●『アノーラ』に刺激を受けて、ショーン・ベイカー監督の初期作品『タンジェリン』と『フロリダ・プロジェクト』も観た。
ちゃんとした感想は原稿料をもらえる場所に書くから、ここには書きません。
●映画『カラオケ行こ!』。上映時はあまり話題にならなかったと思うが、野木亜紀子さん脚本で映画賞も受賞。テレビ鑑賞した。
そんなに引き込まれなかったけど、原作漫画のファンの間で評価が高いらしい。原作をなぞったのではなく、捻じ曲げたのでもなく、原作の世界を広げたというような評価を目にした。私は綾野剛の芝居が好きじゃないことがわかった。
●映画『ラーゲリより愛を込めて』。夜中にテレビで放送していたのが目に入って鑑賞。
二宮和也くん主演。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜をモデルにした伝記。
楽しいことは起こらない。ロシア軍に不当に勾留され、日本軍の威圧的な上官にも不当な暴力を振るわれ、不当な強制労働に従事する。そんな中でも、いつか家族の元へ帰るという希望を失わず……。
ラスト20分は、素直に受け入れれば感涙の物語が待っている。日本で待つ妻は北川景子さん。そこまでの100分は早送りして、ラストだけ見ればいいんじゃないだろうか。おい!
それじゃダメです。退屈な100分を耐えることで、過酷なシベリア抑留をわずかでも共有することができる。おい!
二宮くんのおじいちゃんは、本当にシベリア抑留経験があったと聞いて驚き。「戦争がもたらす後遺症を描いた映画」というフレーズを見かけて、なるほどと腑に落ちた。
●3月11日は「おかえりモネ」の39話と75話を観た。津波で妻と船を失った浅野忠信が「オレは立ち直らねえよ!」と叫ぶ場面。妻の死亡届に判を捺すよう説得されて荒れる場面。
清原果耶と蒔田彩珠の姉妹が本音をぶつけ合う神回とともに、震災から立ち直れない人が今もいることを想像しながら。
前評判で比較されていた『プリティ・ウーマン』とはぜんぜん違うし、脇役も含めて、日の当たらない場所でしか生きられない人たちへの賛歌として見た。ラストシーンがいい。
平日の昼間だったから、客はおじおばが多かったけど、おばちゃんたちの間には「あらやだ、こんな卑猥な映画だったの?」ふうの反応があったように思う。いいぞ、もっとやれ。
●『アノーラ』に刺激を受けて、ショーン・ベイカー監督の初期作品『タンジェリン』と『フロリダ・プロジェクト』も観た。
ちゃんとした感想は原稿料をもらえる場所に書くから、ここには書きません。
●映画『カラオケ行こ!』。上映時はあまり話題にならなかったと思うが、野木亜紀子さん脚本で映画賞も受賞。テレビ鑑賞した。
そんなに引き込まれなかったけど、原作漫画のファンの間で評価が高いらしい。原作をなぞったのではなく、捻じ曲げたのでもなく、原作の世界を広げたというような評価を目にした。私は綾野剛の芝居が好きじゃないことがわかった。
●映画『ラーゲリより愛を込めて』。夜中にテレビで放送していたのが目に入って鑑賞。
二宮和也くん主演。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された実在の日本人捕虜をモデルにした伝記。
楽しいことは起こらない。ロシア軍に不当に勾留され、日本軍の威圧的な上官にも不当な暴力を振るわれ、不当な強制労働に従事する。そんな中でも、いつか家族の元へ帰るという希望を失わず……。
ラスト20分は、素直に受け入れれば感涙の物語が待っている。日本で待つ妻は北川景子さん。そこまでの100分は早送りして、ラストだけ見ればいいんじゃないだろうか。おい!
それじゃダメです。退屈な100分を耐えることで、過酷なシベリア抑留をわずかでも共有することができる。おい!
二宮くんのおじいちゃんは、本当にシベリア抑留経験があったと聞いて驚き。「戦争がもたらす後遺症を描いた映画」というフレーズを見かけて、なるほどと腑に落ちた。
●3月11日は「おかえりモネ」の39話と75話を観た。津波で妻と船を失った浅野忠信が「オレは立ち直らねえよ!」と叫ぶ場面。妻の死亡届に判を捺すよう説得されて荒れる場面。
清原果耶と蒔田彩珠の姉妹が本音をぶつけ合う神回とともに、震災から立ち直れない人が今もいることを想像しながら。
