サーファー院長の骨休め

“ビッグマッサータハラ”のライフスタイル

後輩たち

2013-05-04 | Weblog
養生館の後輩が訪ねてきてくれました。

左から山口君(リラクル)、東君(キュアバイマスミ)、東君の奥様。

彼らとはいっしょに仕事はしたことはありませんが、養生館本部で面識はありました。

養生館はこれから治療家になるための修行をするいわば“整体道場”だ。

広い板張りのフロアーにマッサージベッドが並べられ、来院する患者さんを次から次へと治療していく。



私も25年前入門する時は相当な覚悟で入ったのを覚えている。



弟子入りするとまずやるのは、タオルの洗濯、掃除、患者さんの送迎、電話番、予約取りなど。

それ以外の時間はひたすら立って先輩方の治療を見て学習する。




夜仕事が終わると先輩のカラダを揉みながら練習が始まる。

だいたい決まった先輩が後輩を指導することになる。

だから、その先輩のやり方は直属の後輩に伝わることになる。こうして技は後輩に受け継がれる。


デビューの日はそれぞれの上達の度合いで決まる。テストがあり、不合格となれば練習のやり直し、厳しいのだ。


合格しても足だけとか、肘から下とかしかやらせてもらえないが、治療できることへの喜びとプレッシャーが

入り混じるほろ苦デビューを果たすことになるのだ。



そんな直属の後輩を先輩は自分の患者さんを治療しながらも見守り、仕上げの段階になると呼ばれ、

最後の調整をする。

だから階級が上がるにつれて、一時間のうちに一人で複数の患者さんを対応することになる。

そうやって徐々に経験を積み重ねるうちに出来なかったことが出来るようになると患者さんからの信頼が高まり、

指名をもらえるようになり、人気が出てくる。そうすると給料も上がり、メキメキと上達するのだ。



こうして弟子同士切磋琢磨しながら腕を磨き合うことで、仲間意識やライバル心が芽生え、

一人前の治療師になっていくのだ。



私も彼らもそういう道を経て、それぞれ独立し、自分の城を築いた。



受け継がれた“養生館魂”で子弟の絆は繋がっている。





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