美 going on

長野県下の小中学校の図工美術教師による,毎日の「図画工作」「美術」の授業の様子を紹介します 

中一ギャップは図工美術にもある!?~その4~

2014年04月02日 18時29分35秒 | 裾花中 美術室から
裾花中,長崎です。

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さて,前回の続きですが,裾花中では1年生の最初の題材は,“MYてぬぐい”です。
題材名は『粋にならべて 日本を感じて』

まず,てぬぐいは中学生になって初めて清掃時に使うことになるもの。これまでは全くといって良いほどなじみのない物だと思います。
そのデザインにこれからの中学校生活への願いを込めてオリジナルの手ぬぐいを制作していきます。

キーワードは「粋」。

手ぬぐいは,今でも多くの日本人に愛される日常品の一つであり,伝統的な工芸品でもあります。
江戸時代には生活必需品として定着し,「粋」や「洒落」を演出するために,そのデザインには縁起柄や吉祥柄を組み合わせたものも存在します。

子どもたちは,デザインのおもしろさを感じ,工夫しながら,昔の人々と同じように,自然にそこに願いを込めて製作していくことになるのです。
つまり,これが「表現主題」ですよね!

この題材から入ることで,図工からスムーズに美術へと移行していけることを願っています。

今年の1年生の制作の様子も。随時アップしていきますので,お楽しみに!

・中一ギャップは図工美術にもある!?~その1~
・中一ギャップは図工美術にもある!?~その2~
・中一ギャップは図工美術にもある!?~その3~
・中一ギャップは図工美術にもある!?~その4~