美 going on

長野県下の小中学校の図工美術教師による,毎日の「図画工作」「美術」の授業の様子を紹介します 

長野県美術教育研究会の今後を考える

2014年04月19日 22時19分23秒 | 長野県美術教育研究会
裾花中,長崎です。

来週末行われる,長野県美術教育研究会の代議員会のために,今日はその事務局が集まり,提案資料の検討を行いました。

そこで,題材や授業についての話は今日はちょっとお休みして,長野県美術教育研究会の未来について私が思うとところを少し…。
教育関係でない方にはおもしろくない話ですみません。

この長野県美術教育研究会というのは,簡単言うと,長野県の図工美術教育に携わる先生方の集まりです。
小中学校の先生だけでなく,高校や大学,美術館の学芸員の方も会員になっていただいています。
県の学童展の審査なども,この会で行っています。
どこの県にも同じような会は存在していますが,長野県では昭和22年に結成され,第1回研究大会もその年に行われています。昭和22年といえば67年前!ものすごい歴史です。

私だけでなく会員の多くの先生方もそうだと思いますが,この会のおかげで図工美術教育のおもしろさ,大切さを学び,諸先輩方とつながり,またよき同僚とも出会うことが出来ました。

ところが現在,図工美術の時間数が減ったことから,長野県では図工美術に携わる先生方が減り,会員数も年々減る一方なのです。
会員数の減少は,いろいろなところにも影響が出てきています。あまり内部事情は明かせませんが…。

67年もの歴史あるこの会の今後を考えたとき,大事なのは,「この会は何のために存在して」「何のために私たちは集まっているのか」ということ。

言うまでもなく,長野県のどの子どもたちにもよりよい図工美術教育を届けるため,です。

(写真は,一昨年の長野支部でのキッズ造形フェスタの様子)

そして,そのためには多くの先生に会員になってもらって,若い先生方も一緒に図工美術教育について議論,研究し合わなければ意味がない。
私たちが集まっているのは,次の時代にも私たちの“図工美術に懸ける思いや願い”を伝えていくため。

私がこのブログを立ち上げたのも,そうした手伝いを影ながらできたら…という思いからでしたが,今年も県美術教育研究会の中で研修や他機関との連携を担当する役を仰せつかることになりましたので,いろいろな面でがんばらなくてはいけないと思っています。

内容からすると一般受けはしませんが(^_^;),本年度の長野県美術教育研究会の活動・各支部の活動についても,今後お伝えしていきたいと思います。


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