ハイジィさまよい記

徘徊老人が後期高齢者になりハイジィ(徘徊爺(じじい)を省略して徘爺)にパワーアップ(?)

蛍火

2022年06月26日 20時48分17秒 | 日記

今夜、約30年振りに蛍を見た。と言っても、暗いので実際に見たのは蛍火。

前に蛍を観たのは仕事の都合で三重県の鈴鹿市に住んでいたころ。65歳くらいになって時間に余裕ができて、テレビで旅の番組を多く見るようになると各地の蛍とそれにかかわる人達を見るようになった。旅に出ると蛍の生息地という宣伝をみたり、その場所に行ったりしたのだが、時期が悪いせいか本物の蛍を見ることはなかった。

数年前にサイクリングで羽村の堰に行って、その周辺を回っていた時、ほたる養殖地があり、毎年ホタル観察会が開かれていることを知った。行ってみたいとは思ったが、夜サイクリングする気にはならないし、電車で行くのも面倒くさいと思っていたら、コロナのせいでこのところ開催されていない。インターネットの以前の書き込みで、湯殿川で蛍を見たという記事を読んだことがあったので(チェックしてみると投稿が見当たらない)、昨夜(6月25日)に浅川との合流点から湯殿川を遡り片倉城跡公園まで歩いて、蛍がいるらしいと聞き込んだ公園内の水車小屋のところで午後7時まで待ったが蛍は見られなかった。それでまた湯殿川に沿って浅川まで戻ったが、道路や街の明かりが強すぎて蛍はいそうになかった。再度インターネットでチェックすると、水車小屋周辺での目撃情報があったので、もう少し遅くまで粘れば見られたのかも知れない。

今日、猛暑日にもかかわらず地元を散歩していると、「蛍鑑賞のため街灯を暗くしています」というサインを見つけた。その場所は、山からの清流が流れ出しているところで、蛍がいる可能性があると思っていたところなので、夕食後に見に行くことにした。現地が近づくと、親子連れなどを見るようになり期待が高まった。現地には2組の人たちがいて、闇の中にポツリと光が見える。あちらにポツリ、こちらにポツリ、空を飛ぶ光の跡がキラリ、川はもっと上流まで続いているので、少し登って行くとまたポツリと光が見えるが、足元はあまりよくないし、懐中電灯を大きくつけるのもはばかられるので、少しだけ行って、戻ってきた。テレビで見るような大群舞とはいかないが、細々と命を紡ぐ地元の蛍である。

今度は、蛍を邪魔しないで足元を照らす方法や、写真を撮る方法を調べて、来ることにしよう。念願の蛍を身近に見られて感動。