西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

集団的自衛権行使容認に抗議

2014-07-02 21:23:51 | 反戦・平和
もう、昨日も一昨日も国会前は「集団的自衛権行使を容認する閣議決定」に反対する人たちで溢れていた。
30日は4万人もの人が集まり、昨日も1万人を越える人が集まったと報道されていた。

戦後70年近く続いてきた『戦争放棄』の平和憲法が閣議決定だけで変えられようとしているのだ。危機感を抱く人たちが集まって、抗議の声を上げるのは当然のことだ。

佐世保でも集会・デモをやるべきなのだが、情けないことに、私たち市民団体だけでは人数が少なすぎて格好がつかない。
湾岸戦争のとき、仲間たちで必死に奔走して1,300人を集めて集会と基地を取り囲むピースチェーンをやったが、隔世の感がある。

悶々としていたら、地区労から集会の呼びかけがあり参加をしてきた。





しかし、雨のせいなのか参加者の少ないこと。
米軍と自衛隊が多い街だからなのだろうか?

集団的自衛権が行使されると、アメリカがやる戦争に真っ先に駆り出されるのは自衛隊員ではないか!だったら、隊員の家族も反対しろよ!

東京新聞の半田滋さんによると、イラク戦争で自衛隊が戦地に派遣されるとなったとき、隊員の4割近くが辞めたのだそうだ。そうなると、徴兵制で一般の若者が兵隊に仕立て上げられて派遣されることになる。



そうなってあわてても遅いのだ。私たちがやっている集会の前を関心なさそうに通り過ぎる市民たち、あなたたちも反対しなさいよ!


それにしても、昨日の首相の会見は矛盾だらけだった。



「武力行使が許されるのは自衛のためだけ。他国を守るために日本が戦争に巻き込まれることはあり得ない」と言っていたけれど、これって個別的自衛権だろう。

集団的自衛権というのは「よその国を守るために一緒になって戦争する」ことだ。

国のトップがこんな嘘を会見で平気で言う。マスコミもそのことについて何も追求しないのはなぜだ?

ナチスは大きなウソを、真実であるかのように平然と執拗に何回でも繰り返すことで、ドイツ国民の心をつかみ大きくなっていったのだが、どうやらわが国の首相もその手口をつかっているようだ。

私たちが集会をやっていた目の前の島瀬公園には、大きなテントが何梁も張られ明後日から始まる「アメリカ・タウンフェスティバル」の準備がされていた。
これは2年前の施政方針演説で、市長が成長戦略として進めている「他都市には見られない賑わいづくりをめざしたアメリカ・タウンミュージアム展開事業」の一環だ。



こちらも本当になさけない。



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