西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

アデン アラビア

2010-08-26 20:03:56 | 反戦・平和
「アデン アラビア」といえば、フランスの作家ポール・ニザンの名作であるが、いまやアデン アラビアは海賊が横行する危険な海域だと言われている。

その危険な海域に、海上自衛隊の護衛艦「まきなみ」が海賊対処法により派遣された。



1月に派遣された護衛艦「さわぎり」に次いで、佐世保からは今年2隻目の派遣となる。
「まきなみ」には、大村のヘリコプター部隊の8人と、ヘリコプター2機も搭載されている。

佐世保からの海上自衛隊の海外派遣は、湾岸戦争後に機雷処理のため掃海艇が派遣されて以降、延べ27隻に上っている。



ソマリアの海賊は、一説によると内戦による難民だとか、また一説によると欧米の放射性廃棄物の海洋投棄で漁が出来なくなった漁師だともいわれている。

その海賊から国益を守るため、毎分4500発の弾を撃てる機関銃を装備した護衛艦を送り込む。軍隊を出してまで、守らなければならない国益って何だろう?

自衛隊の海外派遣には慎重で、国連平和協力法にも多くの国民が反対したに、PKO法が成立した以降は反対の声も下火になり、自衛隊の海外派遣も日常茶飯事のことになってきた。



いったいこの国はどうなって行くのだろうか。

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