西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付け替え道路工事再開17日目

2016-08-23 21:27:21 | 石木ダム
いつものように午前7時30分にダム事務所前に着くと、もう総務課長と用地係長の車が止まっている。
今朝はえらく早い出勤だと思っていると、建設係長も出勤してきた。

どうやら今日はゲート前にやって来るつもりらしい。

ゲートに上がり、いつものように横断幕・幟・プラカードを取り付け、向かい側の崖下に座り込んだ。



午前8時45分、ダム事務所前から連絡がある。県北振興局から2名の応援が来たとのこと、今日は間違いなく県職員のゲートへの訪問があるだろう。

9時35分、M採石場そばで車を止め、所長を先頭にダム事務所職員9名、県北振興局からの応援2名、業者3名の総勢14名でゲートへやって来た。



総勢14名でやって来たのは、工事を再開した初日の7月25日以来だ。


ほかに言いようもないのだろうが、所長が言うことはいつも同じことだ。

「工事を再開するので、進入口を開けてください。」
「妨害行為をしないでください。」
「番線や横断幕やゲートに取り付けてあるものを外してください。」
「皆さん方が撤去されないときは、私たちで撤去します。」

ということの繰り返しだ。





そして、私たちを2台のビデオと1台のデジカメでなめるように撮っていく。





車を運転してきた職員は、地権者や支援者が広場に止めている車をビデオで撮影している。

車のナンバーからも私たちを特定しようとしているらしい。

そしてまた、私たちを訴えるつもりなのか?




石木ダムは必要性のないダムだ。捏造とも言うべき過大な水需要予測を立て、国に事業認定申請をして、認定された事業である。
その必要性のないダムのために13世帯60人が住む家屋・田畑・山林について収用委員会に裁決申請をし、すでに一部は強制収用されたのだ。

市議会に「石木ダム建設促進特別委員会」なる委員会まで作り、ダム建設の先頭に立ってきた佐世保市。
市民として恥ずかしいし、このダム建設に反対しなければ地権者のみなさんに申し訳が立たない。

だから私は、明日もゲート前で座り込みを続ける。