西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付け替え道路工事再開6日目

2016-08-01 21:44:08 | 石木ダム
山道橋を越え、石木郷辺りを見ると白い靄がかかっている。

冬場はよく見られた風景だが、こんな暑い夏場でも靄がかかるのだと改めて景色に見とれた。



ダム事務所前のテントに横断幕を張り、すぐに現場のゲート前へ上った。

ゲート横には、大村の支援者の方が持ってきてくださった朝顔が咲き出している。



いつものように幟を立て、横断幕を張り、プラカードを並べ、ゲートの向かいに座り込んだ。

今日は地権者・支援者合わせて20人余りだ。 遠くは武雄市からも来てくださった。この方と川原(こうばる)との出会いは40年前に遡るのだという。虚空蔵山に登るために通りかかり「ダム反対」の看板を見たのが最初だったそうだ。

長い闘いを続ける地権者に共感し、支援をして下さっている。


午前10時10分、ダム事務所の職員6人と本庁からの応援が1人、それに業者3人がやって来た。





所長はおなじみになった ○工事をやるので道を開けてほしい。 ○幟や横断幕を外してほしい。 ○括っている番線を外してほしい。を繰り返す。
「私たちは工事をやらなければならないんです。」と所長は言うが、私たちはその工事をさせないためにここに立っているのだ。
このまま工事をさせてしまったら、いくら裁判で勝利しても運用開始になってしまう。だからどんなことがあってもここを通すわけにはいかないのだ。



いつものことだけれど、ダム事務所の職員2人が私たちの姿をしっかりとビデオで撮影している。監視カメラも2台で私たちの姿を録画している。それほどまでに私たちを特定したいのだろうか?





職員も今日はすぐに引き上げず、破れていた歩道との境界線の土嚢を取り換えて帰って行った。



私はこの後、気になっていた道際の田んぼまで行ってみた。
上ってくるとき、一部の草が刈られているのを見つけていたからだ。



金曜日、私が帰る時間までは、まだ草は刈られていなかった。
ひょっとして、ここに業者の現場事務所を立てるのかもしれない。しかし、県道の拡幅予定地にもなっているそうで、そのための草払いの可能性もある。

まあ、何でも見ておこうと現場へ行った。
道路側の半分ほどがきれいに刈られている。ここに付け替え道路工事を請け負った3社の事務所ができるのだろうか?


ゲート前に戻ったが、座り込んでいるみんなの頭上には、赤い夾竹桃の花が咲いていて、とても美しかった。