西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開93日目

2015-09-28 22:02:53 | 石木ダム
石木ダムの付替え道路工事の現場入り口で、業者を現場に入れないように抗議行動を始めてから今日で93日目となった。



5月19日爽やかな初夏真っ盛りに始まった抗議行動も、7月、8月を過ぎ、とうとう秋に突入した。

5年前の抗議行動は、3月の終わりから7月23日までの4ヶ月間で、ゲート前に張ったテントの中で行なったけれど、今回は遮るものもない炎天下で県職員・業者と対峙してきたのだ。

しかし、ようやく秋の訪れが感じられる毎日になり、地権者も支援者も元気が出てきている。

今朝は9時52分、県職員と業者が4台の車に分乗してゲート前にやって来た。

県職員の中には、本庁からの応援者2人も含まれている。

「みなさん、中へ入れて下さい。」「皆さんがやっていることは妨害行為ですよ。」所長が言っている。

毎朝同じことの繰り返しだけれど、業者を中に入れるわけには行かない。

これ以上、工事を進めさせるわけには行かない。とにかく工事を遅れさせること。

いま私たちがやれることはそれしかないのだ。

私たちは毎日、横断幕やネットを張って業者の進入を阻んでいるが、今日は新兵器(?)栗の実を収穫したあとのイガをフェンスに括り付けて対抗した。





所長がイガを指差して「これは凶器ですよ。」と言ったときには思わず笑ってしまったけれど、思いがけない物があらわれてびっくりしたのだろう。

県職員・業者はそのまま帰って行った。




今日は、県職員と業者の来訪はその1回だけだったが、メインゲートからではなく他所の入口から入っているかもしれないと、見回りにも出掛けた。

しかし、業者が入った形跡は無く少しほっとする気持ちになった。

7月はじめから言われていた大型重機の搬入もまだ行なわれていない。

とにかく重機搬入を止める事。これ以上、工事の進捗を許さないこと。それがこれからの私たちの目標だ。