西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

立ち入り調査を阻止

2015-09-02 21:55:35 | 石木ダム
今日から9月7日まで、石木ダムが完成したら水没してしまう9軒の家屋と公民館1棟の立ち入り調査が行なわれることになっている。

これは県が今年7月8日に手続き開始の申し立てを収用委員会にし、7月31日に告示が行なわれたため、収用採決申請書作成に必要な土地の測量や家屋の評価をするために行なわれるのだ。

午前9時30分、県の職員や測量業者・家屋調査の業者など70人もの人間が三方からやって来た。

こちらは地権者と支援者とで何とか立ち入らせまいと、それぞれ三方に分かれて県職員を待ち受けた。

私はこのうちダム小屋前の阻止行動に参加した。





13世帯の地権者も230人もの共有地権者も絶対に土地は手放さない。

それに私と夫、友人夫婦は地権者の方の庭にある槙の木4本も所有している。この木も絶対に手放さない。

だから測量も木々の査定もしてもらわなくて結構なのだ。

ダム小屋の前には地権者・支援者30名ほどが道路いっぱいに並んだ。ばあちゃんたちも杖をついて参加。「そがん造りたかったら、うちたちば殺してから造らんですか!」ばあちゃんたちの訴えは県職員たちをたじろがせるのに十分だ。





職員たちはダム事務所職員だけでなく、本庁からも県北振興局からも応援がきている。











みんなばあちゃんたちの訴えをどんな思いで聞いたのだろうか?

50年にわたって、心休まるときが無かった地権者のみなさんのほとばしり出る怒りに満ちた言葉をどんな思いで聴いたのだろう。


残り3日間の測量調査も、一歩たりとも中に入れないよう頑張るぞ!