西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開90日目(9/18)まで

2015-09-18 21:43:56 | 石木ダム
5月19日に始まった石木ダムの付替え道路工事も気がつけば4ヶ月が経過した。



この4ヶ月、県は工事が中断した5年の間にまた伸びてしまった草刈や木々の枝払いなどの伐採作業をひたすら続けてきた。

7月に現場導入と言われていた大型重機もまだ入れることが出来ないでいる。

地権者の皆さんの必死の思いが通じているのだろう。

9月16日(水)は午前9時18分、ダム事務所の古川所長、職員3人がゲート前へやって来た。



「これから雨になるとの予報なので、今日の工事は中止します。」とのこと。

なあ~んだ。昨日からパタゴニアの辻井社長がタレントでエッセイストのいとうせいこうさんや環境問題の専門家と一緒に来訪されていて、ゲート前での抗議行動をかっこよく見せたかったのに残念。

このあと川棚駅前で座り込みをやって、応援に来ていた本庁の職員2人がJRで帰庁する時に、ほーちゃんの「ダムのツボ」を「ぜひ読んでください。」と進呈した。

雨がひどくなったのでゲート前へ移動し、パタゴニアの社長やいとうせいこうさんをみんなでお見送り。



その後、「昨日の料理が残っているから、みんなで食べよう。」とスミ子さんからのお誘いがあり、こうばる公民館で手作りの料理をたらふく戴いた。





こうばるの肝っ玉母さんたちは、みなさん料理上手で、来客のときはいつも手作りの料理を振舞われるのだ。
お相伴に預かって私たちもラッキーだった。

緊張が続く抗議行動の中、たまにはゆっくりとしたこんな時間を持ってもいいよね。


9月17日(木)抗議行動89日目。

午前9時45分、所長、職員、業者、ガードマンが3台の車でゲート前へ到着。

県や佐世保市が「どうしても必要だ。」と言い張って、ダム建設を強行するのなら、私たちは工事を1時間でも2時間でも遅らせていくためにゲート前で業者を止めるしかない。



1時間、2時間の遅れが、積もり積もって大幅な工期の遅れに繋がる。
力のない私たちには、そういうことしか出来ないけれどこれをやり続けるしかない。

絶対に現場に入れない! 気持ちが通じたのか、県職員も業者も帰って行った。




9月18日(金)抗議行動90日目。

午前10時05分、今日は浦瀬企画監が先頭でやって来た。



「みなさん、工事に入りますので通してください。」と企画監が言うけれど、みんな冗談じゃないと思っている。
企画監がやって来たときは何だかみんな燃えるのだ。「絶対に入れないぞ!」



小競り合いが続いたけれど、追い返すことが出来た。昨日も今日も現場には業者を一歩も入れなかった。

一昨日もいれると3日間工事が止まったことになる。

その後、午前と午後、ダム事務所前で座り込み。



まだまだ、車の中から手を振ってくれる人がいてくれる。

この座り込みも続けていくぞ!