来年からの繁殖を目指して育成中のアメラニトランスペコス。
これがコーンならバリバリの繁殖親なんだろうけど、ペコスとなると話は変わる。
この程度のサイズじゃ来年からの繁殖はたぶん無理だろう。
体長は1mを超える位にはなってるんだけど年齢的にまだ若い。
性成熟が遅く、コーンより一回り大型になるペコスは、繁殖までには生後数年程度かかる。
我が家では、現在、年齢にして10才前後が繁殖親の主力となっている。
もっとも若い個体で6才の♀が1匹のみ。
兄弟の♂は交尾出来ないみたいなので、来年からの繁殖に期待したい。
尚、15才位までは繁殖可能だろうから、その寿命は20~25年はあると思う。
もっとも性別や飼育内容によって寿命はかなり異なるだろうけど。
ずっと蛇の繁殖を続けて来て、ここ何年か前から繁殖の主体をトランスペコスに移行させて来た。
なぜそうしたかと言うと、理由は簡単である。
国内ではほとんど繁殖に成功してないし、海外でもコンスタントに繁殖させてる所が限られてる。
その為、流通数が少なく、品種は希少で高価。
ペットスネークとしてはコーンよりも適していると思うのだが、如何せん流通量が少な過ぎる。
この種を一般に普及させたいのが唯一の目的なのだが。
現在、30匹程の繁殖親を育て、その半分ほどで繁殖を試みている。
↑繁殖親のケージの一部(ヘテロ等)。
↑繁殖親(アメラニ)。
↑繁殖親(ブロンド)。
ペコスの繁殖はけっこう難しい。
なんせ情報やデータが無いので、全部手探り状態だ。
しかも、繁殖効率は極めて悪いし、繁殖までには年数がかかる。
更に数年程かけて地道に広めて行きたいものだ。