色々な品種が存在するコーンスネークですが、いまだに勘違いしている人が多い品種にバターやブラッドレッドがあります。
結論から言うとバターは黄色くなる遺伝ではありません。
ブラッドレッドが全身真っ赤になるとは限りません。
バターが持つキャラメル遺伝子は、コーンの背中にある赤褐色の斑紋を衰退させる作用を持っています。
斑紋の色とそれ以外の地色とは別々な遺伝に支配され、地色に黄色が強く発色する系統を親にした時にだけ黄色いバターが産まれて来ます。
普通のバターは乳白色地に淡いオレンジイエローの斑紋を持ち、これら同志を交配してもあまり黄色くはなりません。
黄色いバターも繫殖親のセレクトブリーディングによる結果なんです。
↓バターの繫殖親。
これはブラッドレッドも同様で、赤を強く発色させる個体同志を交配しないと真っ赤なブラッドレッドは生まれません。
ブラッドレッドと言う名ばかりで赤くないブラレの親からは赤いブラレは生まれず、茶色っぽいノーマルと言った方が良いようなブラレになってしまいます。
↓ブラレの繫殖親。
↓アメラニブラレの繫殖親。
バターもブラレも使用している繫殖親の形質を確認する時期に来ているのかも知れませんね。
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