日盛りの道の上で

日々の日記と家族のこと、仕事と趣味、雑感少々

田舎だより

2009-10-24 20:37:56 | インポート
稲刈りが終わった田んぼは僕達の格好の遊び場でした、棒切れとボールさえあればそこは野球のグランドで、脱穀で出たくず藁のやまがあればオリンピックの体操競技のマットだったり、プロレスのマットだったり、泥を手ですくって投げあったり、、、そんな昔のことを思い出しながら今日は一日、稲刈りの終わった田んぼをトラクターに乗って耕していました、土の中から無理やり追い出されるミミズや小さな虫を狙って近くの川から白鷺がやってきます、今日はいつもの真っ白い白鷺にまじって灰色っぽいでかい白鷺(?)も来てました、ケータイのカメラで撮ろうと胸のポケットに手を伸ばすとその気配が判るのか器用に長い足で走って逃げていきます、で、その写真が撮れませんでした、周囲300メートルに人の姿は見えず、うす曇の秋の空にトラクターの低いうなり声が吸い込まれていきます。
 今年の稲の作柄は平年なみ、またこれから1年この米を食べることができます、しばらくトラクターを止めて空を見上げてみます、どこにいるのか、本当にいるのかわからない、何か大きな意思に感謝しながら。