日盛りの道の上で

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枕元で読む本は

2013-03-09 10:29:25 | インポート
一日中病院にいると退屈だ、息子の手術も無事に済み1日経過した昨日は順調に回復しているらしく、いつもの様子に戻った。

私と妻はできれば休みが続く限り息子に付いていたいので、彼にとってはうざいだろうが枕との丸椅子にずっと座っている、こういうときに読書が好きな人はかなり得をすると思う。

息子はベッドの上で、私と妻は枕もとに並べた2つの丸椅子に座り、それぞれ持ってきた本をひろげている。

私が読んでいるのは左、東大数物連携なんたら組織の主任研究員の大栗教授が書いた「重力とは何か」、Amazonでわかりやすいと評判だったのでそれでは・・・と買ったのだが、もともと品質が悪い文型頭にはやっぱりちんぷんかんぷん。

それでもすごいとわかったのは、この本が「分ったような気にさせる」ことだと思う、一般的ではない難しい理論を数式なしの文章と落書きみたいな簡単なイラストで紹介してみせる、その力量。

ニュートン物理学からアインシュタイン、そしてホーキンスへと進化しながら理論の統一を進めていく現代物理学と数学、その最先端をばか(私のことです)でも分った気にさせるこの著者はただものではない。

知的好奇心があるひとなら中学生くらいから、棺おけ間近の老人まで、おすすめのすごい本です。


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