小豆と大豆

　今日は祝日で仕事はお休みだったのですが、兼業農家ですので「天気もいいしゴルフ」と言うわけには行きません、母の体調もあまり良くないので、減反の田んぼに植えた小豆の収穫です。

　結構根気のいる作業で、座ったまま移動してふくらんだ小豆の鞘をひとつひとつ手でちぎります、５０メートルほどの一つの畝を30分ほどかけてちぎっても箱の底が見えなくなるくらいしか収穫できません。

　箱を動かすときサーと乾いた音がします、そういえば「小豆洗い」という妖怪がいましたね、真夜中の台所でこういう音がしたらちょっと怖いかもしれません、そんなことを考えながら秋の田んぼでゆっくり時が過ぎていきます。

　隣の田んぼに大豆が植えてあるのですが、小豆の鞘は小さく、大豆の鞘は大きく、なるほど、同じ時期に収穫できて小さな豆と、大きな豆です。