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家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

第一ミツバチ箱

2016-06-07 16:04:53 | Weblog
第一ミツバチ箱に着けてあった金網を外した。

これから数を増やしドンドン増殖するために邪魔だろうし今の時期にはスズメバチは襲ってこない。

金網を外して気がついた。

ほんの少し空いたミツバチの入口から奥に何かが見えた。

裏ブタを外してみた。

巣が落下していた。

けっこうな量が落下しているだけでなく、そこには多くのアリや得体の知れない飛ぶ虫そして何かの幼虫(ウジ虫)がうごめいていた。

なぜ落ちたのかは分からない。

カメラを挿入して上向きにシャッターを切ってみた。

上にはちゃんと巣ができている。

たぶん二列目の巣が針金の上に形成されていて、その重さか風による揺れで落下したのだろう。

一列目は天井に直着けされているので落下しづらい。

針金につる下がっている巣を落とし既に落下している巣の両方を袋に入れて取り除いた。

ハチミツのベタベタした感覚と蜜蝋でできた巣のか弱さ黒ずんだ何かの汚れとも思える物質。

そこに群がるモノたち。

気味悪い手触り。

袋に詰めたあと箱の床をきれいにした。

これで邪魔者は取り除いたし蠢く奴らも排除した。

「やれやれ」と感じるのは、たぶん人間的すぎるのだろう。

邪魔者と一緒に生きるのが自然だ。

邪魔者にやられて死滅することもあるだろうし、それに勝たなければ生き残れない。

さて次の機会に第一ミツバチ箱を観ていると、ほとんど出入りがない。

「あら。自分の手助けのつもりで行った行為が逆に作用したかな。オレをクマと間違えて逃げてしまったか」

心配になり、もういちど裏ブタを外してみた。

きれいにしたはずの床は細かな物質が散乱している。

そこへ「ブーン」と1匹のミツバチが入ってきた。

「いるじゃん」

少し嬉しくなってフタを閉じた。

以前より確実に数は減ったが、まぁ長い目で見て放っておこう。

この調子でいくと今年も採蜜はできないかもなぁ。