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家訓は「遊」

幸せの瞬間を見逃さない今昔事件簿

4時間10分の歩行

2013-04-18 07:02:23 | Weblog
春野に行くはずだった。

弁当を持って出かけたところが戻ってくることになった。

やっと出かけられる時刻は午前11時になっていた。

そのまま春野に行っても時間が少なすぎる。

思い立って妻の藍染め教室まで歩くことにした。

そう決まれば弁当をすぐに食べて歩行準備をした。

相当遠いことを脳で理解している私は靴の選び方に気を使った。

編み上げの革靴を履いて歩いてみた。

しっくりこないから別のくるぶしまである靴に履き替えた。

それでも違和感があったので靴下を厚い物に履き替えた。

結局いつものスニーカーになってしまった。

11:35リュックサックを背負って歩き始めた。

歩きなれた散歩コースから出発して国道沿いを歩く。

疲れていなくても1時間おきに休息をとると決めていた。

国道沿いは歩道が整備されていると思っていた。

車で走行している時には気が付かなかったが歩道用の隙間はある。

車道からはガードレールで仕切られていて安全に見える。

ところが歩く人のほぼ居なさそうな地区は舗装してないだけでなく草が伸び放題で歩けたものではない。

国道からそれて農道を歩く。

それも途中で行き止まりになっていると、さらに国道から離れる方向に移動する。

ヒバリが上空で鳴きケリが土を起こした田んぼの中に飛来する。

姪の子供が通うプールにたどり着いた。

すでに出発して3時間が経とうとしていた。

この建物でやっと椅子に座った。

さらに、そこを出て1時間以上掛かって妻の居る教室に付いた。

その間妻が帰宅してしまわないか気が気ではなかった。

しかし徒歩というのは急げない。

「こんにちは」と2階にいる妻たちの部屋に入っていった。

「あら?」と驚く皆さん。

「歩いてきた」というと、もっと驚いた。

私の最長記録である4時間10分。

平らなところを暖かい日に荷物も持たずに歩くのだから条件はバツグンだ。

帰りは妻の乗ってきた車を運転した。

「車って何て早いのだろう」と実感した。