言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

金持ちの床屋さん

2007-12-11 18:37:42 | 読書
金持ちの床屋さん

3日間くらいかけて夜11時頃から読んだ本。

ファイナンシャル・プランニング(本書ではフィナンシャルと書いてある)を熟知している床屋さんのロイに、若い3人が教えを請いに行くストーリー。
長期、分散、複利、ドルコストなど、FPならとっくにご存知のセオリーだが、それをこの金持ちのおじさんは解りやすく若者達に説いている。
給料の10%をその投資にまわして、将来の資金を作り出すことが黄金律だと教える。
「強制的な貯蓄」という言葉が気に入った。

他にも生命保険やリタイアメント・プランニング、住宅取得とロイのFP講習は続いていく。
読み終えると、なんだか将来お金持ちになりそうな気がする素敵な本である。(当然私は彼らのように潤沢な時間を味方につけることはできないが…)

しかし、アメリカの本を翻訳しているので、税制や貨幣単位は日本用にアレンジされており、少し無理がある点もあったようななかったような…。
長期運用5%という夢のような利率はピンとこないのもそのせいかもしれない。いや待てよこれも日本用にアレンジされていたとしたらすごいぞ。
確かに20年30年先を考えた場合、このままの金利情勢が続くとは思えないし、本書にもあるようにグローバル投資を意識することでそれも可能な数字と成りうるのかもしれない。

いずれにしても、信頼できるところから「長く」「広く(分散)」「一定の金額を買い付け」て、「複利」という味方も手に入れながら、せっせと将来の自分に仕送りしなければ。
お金にも働いてもらおう。

健康診断

2007-12-10 18:56:17 | Weblog
昨日の夜から絶飲絶食。

それは今日の朝に健康診断を受けるため。
10時半からという遅めの検診は結構辛いものがあり、部屋の中に漂うコーヒーの香りに見送られて検診場所へと向かった。
どうやら一番乗りだったようで、空腹度を競っているようで少し恥ずかしい思いをしつつ最初にレントゲン車に乗り込んだ。

「あのー、5月に胃カメラを呑んだんですが」

「あっそう、じゃあ今回はバリウムはパスね」

「あっはい、そうします」

なんとそれなら辛い目をしなくてすんだじゃないか。
早く教えてくれよ、早く。
昨夜の喉の渇き、今朝のトーストと珈琲の匂い、熟れて食べごろだったバナナ、ああ返してくれ…時間…。

「胃がん多いですからね、大腸がん多いですからね、40過ぎたら緑内障多いですからね」
とても事務的に、マニュアル化されたような注意を急いで聞きながら、30分弱の健康診断は終わった。さすが一番乗り。

K-1グランプリの結果

2007-12-09 16:52:33 | Weblog
昨日のFP勉強会、グループに分かれてプランニングの実例を討議した。

それぞれ違った観点からのアドバイスは勉強になった。
親からの贈与、相続時精算課税、住宅ローン、生命保険の見直し、資産の運用などなど、今年の総決算となりそうな話題で、会も盛り上がった。

その後は近くのレストランで鍋を囲んで忘年会。
いろいろな話を聞けて有意義な1日となった。
なんとか日付が変わらないうちに帰ることが出来たのだが、さすがに録画しておいたK-1グランプリを観る気力も無く、すでにリアルタイムで観ていた家族に、

「誰が優勝したか言うなよ、絶対言うなよ」

と就寝したのだが、家族の落ち着き具合からみて、きっと順当にシュルトが勝ったのだろうと眠りについた。

そして今朝、ビデオを観ると予想通りの結果。
レ・バンナに優勝して欲しかったのだが、今年も夢は叶わず残念。
どうやら「絶対王者シュルト」の時代が数年続きそうな気配がしたグランプリであった。

スパイダーシルク

2007-12-08 14:51:18 | Weblog
「蜘蛛の糸」の持つ強さや伸縮性を利用して、その性質を備えた絹糸を開発したというニュース

本文によるとクモの出す縦糸は、防弾チョッキに使われる樹脂約3倍の強度で、横糸は絹糸の約3倍の伸縮性があるという。
なんとクモの糸を作る遺伝子をカイコの卵に注入し、成長したカイコが吐き出した糸で作ると言うからすごい。クモとカイコの見事な合作である。
まずは靴下で試作品と書いてある。クモの糸は製品化されても「水虫」を捕まえてくれるとありがたいのだが…。

ところで今日は、これから月に一度のFPの勉強会のため松阪へと向かう。
会の後は忘年会。またいろいろと勉強させてもらってきます。

バカ売れトレーニング

2007-12-07 21:41:28 | 読書
"マーケティング脳を鍛える"バカ売れトレーニング

先日読んだ「実践マーケティング戦略」より前に出版されていた、佐藤義典さんの本である。
現在は廃刊となっており入手困難のよう。Amazonのマーケットプレイスで探したところ数冊の中古本が出ていた。
しかし、なんとすべての商品が定価より高いのだ。これは一体どういうことだと不思議に思いつつ、「きっといい本だからに違いない」と注文した。
予想通りのいい本であった。前回の「実践マーケティング戦略」よりも解りやすく沢山の事例を交えてマーケティングを紐解く入門版である。

この本によると、売上を伸ばす方法は5つしかないとある。
それは、

1新しいお客様を増やす
2今いるお客様を逃がさない
3リピート購買を増やす
4商品単価を上げる
5売り上げ点数を増やす

だけなのだ。
それらを「となりのシャチョーさん」を使って上手に解説し、楽しく教えてくれる。非常にタメになるマーケティングの教科書である。
定価(1500円)より高くなっていたと言っても、その時はまだ1000円台で買えたのだが、現在覗いてみたらなんと2000円を下回らなくなっている。すごい本なのだ。

白、赤、青。

2007-12-06 20:48:35 | Weblog
「あなたにとってどんな1年でしたか?」
「来年の抱負をお聞かせ下さい」

昨日のFNS音楽祭で、司会者が歌手にそんな質問をしていた。
まだ20日以上も残っているのに、こんな言葉が聞こえてくると「今年ももう終わり」の感が強くなり、一気に慌しく感じられる。
これから年末に向けてこんな番組が多くなって、年末ムードが街や家庭を染色していく。
テレビを観なければ案外普通の月末と変わらなかったりして。なんて思ったりした。

ニュースやワイドショーもこれからは今年の総決算や、10大ニュースなど、いろいろとまとめにかかる。
「あれ、それって今年だったっけ」
などと1月2月あたりのニュースは印象が薄くなるからハンデがある。秋から冬のニュースや話題が当然インパクトも強いのだ。
また、真夏日の最高温度を今更聞いても驚きもしないし、もうあの夏の暑さはすっかりと忘れてしまっている。肌が憶えていないのだ。

ところで今日のタイトルの3つの色、今年世間を騒がせた色ではないだろうか。

白い恋人、赤福、朝青龍。

いかがでしょう。

研修

2007-12-05 21:18:34 | 出来事
今日は1日研修で、朝から座りっぱなしの為、とても疲れた。

1時間毎の休憩時間が救いだ。
このタイミングはなかなかのモノで、集中力が続く限界の時間なのか、本当に助かるのである。
いやいや、この1時間のインターバルはそれだけの理由ではない気がしてきた。思えば小学校の頃から授業から休憩のタイミングはいつもこの時間だった。
これは長い時間をかけて刷り込まれてきた教育の賜物であろうか、パブロフの犬の如く50分で身体がそわそわしてくるのだ。

ボクサーは1ラウンド3分のインターバルが身体に染み付いていると聞いたことがある。次回は時計なしで挑戦してみるか。
とは言うものの、ちょっと居眠りも入ったりして、全然優秀な生徒ではないのだが。(笑)

はぐれトンボ

2007-12-04 18:12:52 | 出来事
本日天気が良く、事務所にいると南向きの配置と暖房で、ポカポカ陽気の感だが外に出るとさすがに少し冷える。

何でもこの秋(9月~11月)の平均気温は過去最高を更新したそうである。
偏西風が10月上旬まで北に蛇行し、寒気がほとんど南下しなかったのが原因だそうだが、まあ温暖化の影響も少なからずあるのだろう。
それでも冬の足音は日増しに大きくなり、近くの街路樹は先週あたりまで空を黄色に覆いつくしていたが、今は地面を派手に染めている。

先日娘が帰り道で拾ってきた紅葉の落ち葉に、暮れ行く秋を感じていたのだが、なんと今日事務所を出たら季節はずれの赤とんぼが地面に止まっている。
近づいてケータイのカメラを向けても逃げようともしない。マクロに変えて接写してみたがどうも写りがよくない。非常に協力的で物分りのいい被写体なのに腕がついていかないのだ。

そしてお客様のところへ伺ったところ、なんとまた一匹の赤とんぼが私の前に現れた。

「えっさっきのヤツ?」

まさか8Kmほど離れた場所に車を追ってついて来れるスピードが彼(彼女かもしれないが)にはない。
いやスピードの問題ではなく、トンボがそんなことをする訳がない。(笑)

それにしても師走に見た2匹の赤とんぼ。暖かかった秋に生れた新生児だろうか。
残念ながら今時は、餌となる蚊などの虫を見つけるのは至難の業になる。厳しい時代に就職先を探す大学生のようだ。

さすがに寒さのせいか2匹とも動きがよろしくなかった。

謝罪会見で学んだこと

2007-12-03 22:08:34 | Weblog
♪強ければそれでいいんだ…力さえあればいいんだ…♪

漫画タイガーマスクのエンディングで、哀しいメロディと共に流れてきた歌詞が印象的だった。
強ければ誰も文句は言わない。俺は誰にも負けない。そんな逆境のヒーローに感情移入した昭和のこどものひとりである。

「負けたから何も言えない…」

亀田次男の最初の謝罪会見の時、確かそんな言葉がお父さんだったかジムの会長からこぼれた記憶がある。
「負けたから…」
自分達が責められるのは、「負けたことが最大の要因」
亀田サイドがそんな風に思っている印象を受けたのは私だけだったのだろうか。(勝手な解釈です、すみません)
勝ちに拘る亀田父の姿は徹底していて、それはそれで価値のあるものだと思う。そこまでやらないとあのレベルまで行かないのかもしれない。
しかし、試合後に相手を称えることを教えるのが周りの大人の義務だと思う。勝つことは当然大切だが、負けて相手を称える強さも必要ではないか。

ボクシングというスポーツは、試合前の舌戦や駆け引きが頻繁に行なわれる。
失礼なことを平気で言い、相手にプレッシャーを与え、有利な展開で試合を運びたい。
今までも沢山のチャンピオンが大口を叩き相手を睨みつけた。
しかし彼らは皆、試合後相手を称えた。歩み寄って笑顔で言葉を交わした。
それが一流のアスリートであると私は思っている。

朝青龍の問題もそうであるが、「教える」ことの大切さを先日の謝罪会見で学んだ気がする。

実戦マーケティング戦略

2007-12-02 16:12:22 | 読書
実戦マーケティング戦略

ドリルを売るには穴を売れを読んで以来、この人の本が好きでついつい買ってしまう。
「ドリルを…」は物語の中からマーケティングを学ばさせてもらった。素人でも本当によく分かるように見事に構成されている。私の教科書のひとつとなった。
対してこの本は、基礎からみっちりと事例を用いて具体的に解説している。その指摘や表現にはいつもながら感心してしまうのだ。
それぞれのツールはどの業種でも使えるもので、なるほど自分に置き換えてみると見えてくるものがある。

「強みは戦場によって変わる」

戦場に誰がいるか、誰が競合か、などによって自社(自分)の強みが変わってくるのだと言う。
そしてそれを決めるのはお客様の頭の中であり、敵となるのは競合他社だけではないのである。
例えば時間がないときのランチの戦場では、吉野家のライバルとなるのは松屋やすき屋だけでない、マックや立ち食いそばも強敵だ。
お客様の頭の中の「速さ」という時間の戦場には、たくさんの敵が待ち受ける。この戦場ではおそらくコンビニが最強であろうと私は思ったが。

どうやってその商品やサービスに付加価値を付けるのか、どうやってそれをお客様に分かってもらうのか。

モノがありふれている時代に「売る」という行為はなかなか値打ちのあるものだ。
と言うわけで同じ著者の本を現在続けて読んでおります。これもおもしろい。