言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

久々の…

2008-06-30 20:33:41 | 読書
ラクをしないと成果はでない

「一生懸命に働くな!」なんて帯には書かれている。なんか怠け者の本のようであるが、読んでみるとなかなかどうして。
合理的に、無駄なく、濃い時間のすごし方を提案してくれているようだ。全体を通して、捨てること、見切ることを怖がるなと言っているように私には感じた。

中でも印象に残ったフレーズを。

「子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる」

「子ども部屋と書斎」の二者択一になったとき、子ども部屋を選ぶのが一般的な住宅事情。ふむふむ。
しかし、いささかきつい言い方ですがと前置きした上で著者は、朝から晩まで働いた大人がじっくり思考できる場所より子ども部屋を優先するのは、自分の人生を否定する行為。と書いている。
んな大げさな…と思いつつもなんだか共感を覚えた。
さらに、親はユニクロで我慢しても、子どもには高級ブランド服を着せる。子どものためによくしてやりたい感情はわかるが、700円のジャージを着て、だらだら居間でテレビを見ている大人を見て「大きくなったら、ああなりたい」と思う子どもはいないと続く。
「早く大人になりたい」と子どもが思うような大人を見せようと説いている。なるほど。

以前厳粛な公の場で、母親に抱かれてずっと泣いている子どもがいた。
「子どもだから泣くのは当たり前」と母親は意に介さない。
見るに見かねた舅さんが、耳打ちして外へ出した。
そこは明らかに「大人の場」であり、その「場」に適さない年齢だったら連れてきてはいけないのである。それはマナー以前の問題だ。
以前は当たり前だったことだが、今は何やら子どもに合わせていることが多くなった気がする。

んっ?なんかボヤキみたいになってきたぞ。
とにかく100の項目は大変タメになりました。
早速著者の「父親のすすめ」を買ってしまいました(笑)。

「憧れは、親父の腕の自動巻き」