言の葉収集

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売れる21の法則

2008-06-07 19:16:34 | 読書
売れる21の法則

これも先日書店で衝動買いした本の一冊。
最近はこの手の本が大好きで、ついつい買ってしまうのは向上心故の行動か(笑)。
かと言って、即自分の仕事に取り入れたり、参考にしたりしている訳ではない。読んでいるだけで儲かるような気がするのは「錯覚」という言葉以外に表現しようがない。

ただ、経営者としての勉強と言うよりも、これらの本を読んでいる内に消費者側に立って商品を考えることが多くなった。まあ当たり前のことだが。
それはそれで大変プラスになっており、経済新聞や経済雑誌を見る時の視点が少し広がった気がする。

実際、「当社は…」と伝える商品やサービスよりも、「あなたに…」と伝える商品やサービスが支持される。
消費者の感覚こそがキモなのである。
大事なことである。本にはホントいろいろ学ばせてもらっております。

ところでこの本の話だが、
21ある法則のうちの一つを少し紹介したい。

新カテゴリーの法則の中の一節では、新しいカテゴリーを作って成功した例を書いている。

例えば「味の素」「シーチキン」などはそれぞれ、うまみ調味料、ツナ缶の代名詞となっている。商品名なのに普通名詞として呼ばれている。
競合商品があるにもかかわらず、パッと頭に浮かぶのは、圧倒的なシェアを誇る特定メーカーの商品だと書いている。
つまりこれらの商品は、「固有の商品名」としてではなく、「カテゴリー名」として消費者に認知されていると言う。うーん、なるほどごもっとも。

他にはニチバンの「セロテープ」(普通名詞は、セロハンテープ)、スリーエムの「ポスト・イット」(普通名詞は、貼ってはがせるのり付ふせん)などがある。
本には書かれていなかったが「ジープ」なんかもそうではないだろうか。あと、キンチョールなんかも殺虫剤を代表する。

また若手経営者の勉強会にて「ひけらかす」ことにしようっと(笑)。

「メイトウが、美味しい季節になりました」

高校時代の同級生曰く、彼の住んでいる町はアイスクリームのことを「メイトウ」と呼んでいた。
理由はアイスクリームを入れる冷凍庫にでっかく「名糖」の文字が書かれていたからだ。そう、それは名糖と言うアイスクリームメーカーの冷蔵庫だった。(私もよく知っている)
地域的ではあるが、ここにも「カテゴリー名」の認知があった。