言の葉収集

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いろいろ気ままに書きたいと思っています。

横綱の重み

2008-03-23 20:07:09 | 出来事
予想通り優勝は朝青龍。

先日予想をしてからまさかの2連敗をしたので、内心ドキドキしていたが的中してホッとした。
魁皇戦で気合いを入れ、きっちり相撲を立て直して千秋楽へと臨めた。
足から尻への張りを気にしていたが、東京から先生を呼び手当てしてもらったことが功を奏したようだ。

結びの大一番では立ち合い差し勝ち、一気に出る白鵬に、左ですくうと思っていたら反対の右からの小手投げ。
たまらず土俵の外へ転がる白鵬。そして朝青龍は「どうだ」と言わんばかりにガッツポーズ。
土俵を下りてからの礼の前に観客に手を振ることも含め、やはりこの横綱の所作には不満も出ると思うが、先場所の雪辱を果たした朝青龍が涙を浮かべて国歌を斉唱する姿には、横綱としての責任の重さが伝わってきた。

そして気になるのは白鵬である。
4連覇はなかなか出来るものではない。場所中集中力が何度か途切れたのは相撲にも表れていたように思うが、
今日取組を終えて花道を下がる際に足を引きずっていた。
今日の一番で痛めたのか、それとも痛めていたのか、とにかくしっかりと治して来場所に挑んでほしい。

やはり横綱同士の楽日相星決戦は否が応でも盛り上がる。
昨年までは空席が目立っていた観客席も、桜前線より一足早く満開となった。

そして北の富士さんも言っていたが、もう恒例化した大関陣の敗退。
今場所も優勝に絡むことなく勝ち越すのがやっと。休場の琴欧洲を除く3大関は揃って8勝7敗。
来場所こそ千秋楽まで期待を持たせてほしいものである。
そうすればまだまだ相撲は面白くなる。

「異国にて、雌雄を決す、青と白」