言の葉収集

思ったこと、感じたこと、出逢ったこと
いろいろ気ままに書きたいと思っています。

プールの思い出

2008-03-02 17:00:11 | Weblog
プール後の洗顔は悪影響

学校現場で当たり前に行われる水泳後の洗眼は、かえって目にダメージを与える恐れがあるらしい。
目を保護する粘液の成分が、水道水で減るというのだ。つまり水道水に含まれる塩素が原因との結論。

こどもの頃、プールを終えた後必ずしなくてはいけないあの洗眼がいやだった。
目がなかなか開けられない子もいて、彼らは指を使って眼をこじ開け洗っていた。時代とともに常識は変わるものだ。
ウサギ飛びも今は駄目らしい。そしてスポーツをしている途中の水分の摂取もあの頃は駄目だったが今は全然平気というか、逆に摂らないと駄目なのだ。

ところで、プールと言えば思い出すことがある。
小学校5・6年の頃だったか、水泳パンツに着替える際に恥ずかしさを覚えた年頃で、タオルを巻いて手早くやっていたものだが、ある日同級生が離れ業を生み出したのである。
それは、まずブリーフ(その頃は皆そうだった)の上に水泳パンツを穿き、それから右でも左でもいいのだがどちらかのブリーフを引っ張り出し、そのままズイーっと下げていく。きついけれども膝を抜き、そして足を抜く。
そうすると片方のブリーフが脱げた格好になる。そしてもう片方の足もその要領で脱いでいくと見事に水泳パンツを脱がずにブリーフだけ脱げるのだ。

「おおー」

脱衣所は歓声が上がり、感動した生徒は一斉にそれを真似て着替えた。
彼が考案した技術は大絶賛を浴びた。ビロビロに伸びきってしまうブリーフを除いては…。

「忘れても、取りに行けない白パンツ」

毎年のようにプールの脱衣所には忘れものパンツがあった。
「そいつ何穿いて帰ったんやろ」といつも不思議に思っていた。
集会で先生が、「誰のやー」と見せるといつも笑い声が上がる。
でもあれって「僕のです」なんて取りに行けるわけがない。