善導大師⑪(観無量寿経疏に着手)
天台・浄影・嘉祥によって捻じ曲げられた
『観無量寿経』の仏意。
かかる浄土門の一大危機に一人、
敢然と破邪顕正に立ち上がられたのが善導大師である。
まず三人の邪説を論破する為に、
自らの『観無量寿経疏』執筆に着手された。
その際、
「今、我が述ぶるところ、仏の願意に叶いませば、
夢中に霊相を示したまえ」と
日々、『阿弥陀経』を三遍、念仏三万遍を相続され、
十方の諸仏に証明を請われたという。
すると、夜ごとに化仏が夢に現れ、その指図のままに、
『観無量寿経疏』の筆を進められた。
「一字一句加減すべからず。写さんと欲する者、
一に経法の如くせよ」
とただし書きしれおられる所以である。
天台・浄影・嘉祥によって捻じ曲げられた
『観無量寿経』の仏意。
かかる浄土門の一大危機に一人、
敢然と破邪顕正に立ち上がられたのが善導大師である。
まず三人の邪説を論破する為に、
自らの『観無量寿経疏』執筆に着手された。
その際、
「今、我が述ぶるところ、仏の願意に叶いませば、
夢中に霊相を示したまえ」と
日々、『阿弥陀経』を三遍、念仏三万遍を相続され、
十方の諸仏に証明を請われたという。
すると、夜ごとに化仏が夢に現れ、その指図のままに、
『観無量寿経疏』の筆を進められた。
「一字一句加減すべからず。写さんと欲する者、
一に経法の如くせよ」
とただし書きしれおられる所以である。