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歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

法然上人⑬-2(71才、肉食妻帯への非難攻撃)

2009年10月12日 | 七高僧
法然上人⑬-2(71才、肉食妻帯への非難攻撃)

親鸞聖人の肉食妻帯への非難は凄まじいものであった。

「法然門下の坊さんが、嫁さん貰うたいうて、
 えらい騒ぎじゃのう」
「親鸞とか言うじゃないか」
「坊さんじゃいうても、カゲで何しとるか、
 分か ったもんじゃない」
「その親鸞が、間もなく、あそこを通るそうだ」
「何?そりゃ、本当か」
「破戒坊主。どんなツラか、見てやろうじゃないか」

親鸞聖人と玉日姫は仲良く牛車で
法然上人のご法話へと向われる。

大路を通られる聖人に町人たちがはやしたてる。
「おい、堕落坊主」
「気でも狂ったか。色坊主」
町人が石を投げはじめる。

「怖くて顔がみせられんのか。腐れ坊主」
「仏敵、親鸞。出てこい」
「み仏にかわって、オレが、成敗してくれるわ」
と僧兵までが聖人を襲う。

しかし、親鸞聖人は少しも動ぜず、
玉日に声を掛けられた。

親鸞聖人「よいか、玉日。今こそ、そなたに、言っておこ
    う。僧侶も、在家の人も、男も、女も、ありのま
    まで、等しく救いたまうのが、阿弥陀如来の本願
    その真実の仏法を、今こそ、明らかにせねばな
    らんのだ。阿弥陀如来の、広大なご恩徳を思えば
    どんな非難も、物の数ではない」

玉日姫 「はい。私も、お従い致します」
親鸞聖人「うむ」

世間の人々の非難を、一身に浴びられた親鸞聖人で
あったが、その、不退の決意は固かったのである。


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