人間の実相を語る歴史人(ウバリ尊者③ 器に沿った求道)
ウバリ尊者は釈尊のお屋敷で
真面目に戒律を護り、
修行をしていた。
しかし、同じ時に仏門に
入った阿難や阿那律が
山奥深くで厳しい修行を
している。
自分だけがお屋敷で
楽な修行をしているが
心苦しくなったウバリは
自分もそんな修行を
させてほしいと釈尊に
願いでた。
ところが釈尊は
許されなかったのである。
その理由を尋ねると
お釈迦様はこのように諭された。
「ウサギが森の中に入ってゆくと
大きな湖があった。
その湖で大きな象が
気持ちよさそうに
水浴びをしていた。
ウサギも象のように
水浴びがしたいと
その湖に飛び込んだら
どうなるだろう。
あまりの深さに
溺れ死んでしまう。
丁度、阿難と阿那律は
象であり、
ウバリ、そなたは
ウサギのようなものである。
その人の力量、器によって、
すべき修行も違う」
釈尊の適切なご教導によって、
ウバリは釈尊のお屋敷で
今から仏道を励む仏弟子に
自らが戒律を実行し、
後輩に教えていったのある。
彼は十大弟子の中で
持律第一と呼ばれ、
経典結集の際は
経、律の中で律を担当した。
ウバリ尊者は釈尊のお屋敷で
真面目に戒律を護り、
修行をしていた。
しかし、同じ時に仏門に
入った阿難や阿那律が
山奥深くで厳しい修行を
している。
自分だけがお屋敷で
楽な修行をしているが
心苦しくなったウバリは
自分もそんな修行を
させてほしいと釈尊に
願いでた。
ところが釈尊は
許されなかったのである。
その理由を尋ねると
お釈迦様はこのように諭された。
「ウサギが森の中に入ってゆくと
大きな湖があった。
その湖で大きな象が
気持ちよさそうに
水浴びをしていた。
ウサギも象のように
水浴びがしたいと
その湖に飛び込んだら
どうなるだろう。
あまりの深さに
溺れ死んでしまう。
丁度、阿難と阿那律は
象であり、
ウバリ、そなたは
ウサギのようなものである。
その人の力量、器によって、
すべき修行も違う」
釈尊の適切なご教導によって、
ウバリは釈尊のお屋敷で
今から仏道を励む仏弟子に
自らが戒律を実行し、
後輩に教えていったのある。
彼は十大弟子の中で
持律第一と呼ばれ、
経典結集の際は
経、律の中で律を担当した。