歴史は人生の教師

高3、人生に悩み休学。あったじゃないか。歴史に輝く人生を送っている人が。歴史は人生の教師。人生の活殺はここにある。

人間の実相を語る歴史人(桃太郎 三世十方を貫くもの、貫かないもの)

2018年04月21日 | 人間の実相を語る歴史人
人間の実相を語る歴史人(桃太郎 三世十方を貫くもの、貫かないもの)

何時でも、何処でも貫くもので
なければ真理といわれぬ。

これを三世十方を貫く真理という。
三世とは過去・現在・未来ということ。
十方とは東西南北上下四惟のことである。

仏法の法とは
過去・現在・未来を貫き、
どの国へ持っていっても
変わらない真理を法と
いわれる。

だから身近なことでも
法と使われているのは
滅多に変わらないものに使用される。

憲法―――男女同権が毎年ごとに
     変えられては大変だ。
法律―――決まった年金支給が
     急にストップされたらたまらん。
交通法規-信号機の赤青黄色の意味が
     毎日変わっていたら、
     大事故が頻繁に起きるに違いない。

それに対して、水戸黄門の印籠はどうだろう。
いつも同じパターンで悪代官と悪徳商人に
お仕置きをして、

「よっ、待ってました」

と最後に決めゼリフ。

三つ葉葵の紋所が描かれた印籠を見せて

「控え居ろう! この紋所が目に入らぬか」

と黄門の正体を明かす。
これを見る度に
ボコボコにしてから出さずに
もっと早く見せたらいいのにと
思えてくるのは私だけだろうか。

それはさて置いて、
水戸黄門の印籠は果たして
三世十方を貫くだろうか?

現代に持ってきたらどうだろう。
歌舞伎町で怖いお兄さん方が
女性を恐喝していた。
それを見た助さん、格さんが
助けに入った。

いつもの通り

「この印籠が目に入らぬか」

それを見たヤクザさん達。
こんな印籠、誰が見ても知らない。

「何じゃ、これ」

と逆にボコボコにされてしまう。

この設定を江戸時代、
アメリカにもっていったらどうなる。
ブロードウェーで
ギャングが少女を脅している。

それを助けようと助さん、格さんが
印籠を前に出す。
すると男たち、
印籠を見ても分からない。、

「What is this?」

と逆にピストルを撃って
水戸黄門一行は
殺されてしまうだろう。

黄門様の印籠も
何時でも何処でも
通じる品物ではなかたようだ。
しかし、桃太郎の話は違う

三世を貫き、十方を普く真理が
説かれている。




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