みのる旅日記

かえるのぬいぐるみとのおでかけ日記,
そして毎日の生活の様子です

4年

2015-03-12 10:32:33 | 思うこと
震災から昨日で4年が経ちました。

昨日はちょうど、14時半頃帰宅したので、テレビをつけて14時46分をあの日を思い出しながら迎えました。
本当に風化されていると感じます。
ずっとずっと嫌な思いをひきずることはないとは思うし。
私なんかは、被災地にいたというだけで家がぐちゃぐちゃになった程度でしたが。
当時の様子を、こちらの人に伝えることはできます。

札幌は津波は基本的に来ないと思うので(石狩に近い北の方はわかりませんが)
家の中でしっかりと家具を固定したり、重いものを上に置かないとか。
ライフラインが止まっても使えるものなど。
そういったものは、経験しないとわからないことです。
意外と役立ったのは、ラップです。
水が使えないから食器も洗えないので、食器に敷いて使いました。
防災グッズに加えても良いと思います。

こっちに来てよく言われたのは「こっちも結構揺れた」です。
「大変だったね、でもこっちも揺れたよ」
こっちの揺れと、こっちの空気感と、あの時の仙台とは全く違います。
こちらに来て、こんなに食べ物があって、こんなに普通に生活して良いんだろうかとしばらく思っていました。
そういうものは経験しないとわかりません。
私もあっちにいなかったら同じだったと思います。
あの時の揺れは、何百年、何千年に1度と聞きました。
結構どころの話じゃないということを、わかってもらいたいし、そのように考えて備えてほしいです。

この先、ますます震災のことは忘れられていくんだろうと思います。
自分の命を自分で守る、ということをみんなで考えていかないと駄目だと思います。


昨日、希咲が幼稚園の地震の写真を持って行きたいと言うので、持って行きました。
先生が今日は地震があった日と話してくれて、子供たちにも写真を見せてくれました。
子供たちは地震地震と最初は笑っていたけれど、写真を見たらみんな驚いて黙っていたそうです。
帰りに
「地震の写真を見せてくれて、ありがとう。きいちゃん、大変だったんだね」
「2歳の時に、うちがぐちゃぐちゃになったんだね」
と話しかけてくれる子がいたり。

うちに帰ってから、きいちゃんのおうちの話をしていたよ、と連絡をくれたお母さんもいました。

震災の記憶のない世代の子たちも、これから経験しないとは言えないから、こういう機会があればまた伝えていきたいです。


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