前回更新した翌日、秋田から千歳に行き、恵庭で落ち着くことができました。
その翌日くらいまで、揺れてもいないのに連日余震だったせいか揺れている感覚が残っていました。
翌25日、札幌の区役所に行き転入届をだし、無事札幌市民になれました。
色々手続きもあり、仙台の区役所の機械の故障により書類の不備が多々ありましたが、特例ですべて手続きできました。
どこに行っても、大変だったねとやさしい言葉をかけてもらえてありがたく思えました。
入学予定の小学校にも行き、挨拶をしてきました。
私の母の母校です。
やっとここまでこられたという気持ちです。
気持ちや体が落ち着くにつれ、安堵で疲れが出てきたようにも思うし、また、仙台の友達や街を思う気持ちは消えません。
自分はこうやって安全なもののあるところに来られたけど、まだまだ不便をしている友人を思い、胸が痛いです。
区役所でささやかながら募金をしてきましたが、少しでもできることを継続してしていきたいです。
物も送ってあげたいけれど、ゆうパックなどはまだまだらしいし・・・。
引越はいつできるかわからない状態でしたが、キャンセルが出たようで、奇跡的に!!明日仙台で物を出して、フェリーでこちらに来て明後日札幌に入れてもらえることになりました。
これを逃すと本当にいつになるかわからないのもあり、迷うことなくお願いしました。
バタバタしそうですが、入学式、自宅から行くことができることになり本当に安心しました。
最後に。
19日の日、仙台の自宅から1番近い名取市閖上の海岸から仙台空港のほうを見てきました。
私の住んでいたところは仙台と言っても本当にはずれで、徒歩ですぐ名取に行けるようなところ。
直接津波にあったりはしませんでしたが、車でちょっと行ったほど近い地域がこんな状態でショックでした。
もとに何があったのかわからないようながれきの山。
海岸から少し離れたあたりに沼とも池ともつかないものができているところもありました。
言葉が出なかった。
言葉が出ない、の一言でした。
一番奥に仙台空港が見えています。
お母さんを亡くした友人の実家もこちらのほうです。
おばあちゃんはまだ見つからないようです。
普段の生活を当たり前と思ったらいけない。
心からそう思います。