みのる旅日記

かえるのぬいぐるみとのおでかけ日記,
そして毎日の生活の様子です

311

2014-03-11 21:51:18 | 思うこと
去年も今年も、311は学校で参観懇談会でした。
去年は14時46分に黙祷がありましたが、今年は何事もなくその時は過ぎました。
去年は、札幌の小学校全部で黙祷したそうです。
こうやってあの日が遠くなっていくのかな。
風化していくのかな。

震災直後、仙台から札幌に戻って来た時、あまりの温度差に愕然としました。
こんなに普通に生きてていいのかなと毎日自問しました。

した経験の差があるから、温度差があるのは仕方がないと思います。
だからこそ、あの場にいて経験したことを伝えないとならないと、今日は改めて思いました。
もう3年。
でもこれから限りなく年月は流れて行きます。

見えかけの発展に隠し、震災のことをおざなりにしていってはいけない。
見えかけだけの復興は意味がないです。

ずっと忘れません。

食器棚がはじけるように開いて、食器が雪崩のように落ちてきたこと。
あの日も、それから何日も、ずっと余震が続いて、普通の所でも揺れてると感じたこと。
あんなにひどい状況の中、翌日新聞が届いたこと。
ドンキホーテに4時間並んでオムツやら何やらを買ったこと。
津波の痕は、意外と家の近くまで来ていたこと。
前に行ったボーリング場も、コンサート会場も、遺体安置所になっていたこと。
仲良くしていた友達が、近くに住んでた母親を津波で亡くしたのに、妊婦だった私を気遣ってくれたこと。
近所のネオンが消えた仙台の星空は、6年半住んでいた中で1番綺麗に見えたこと。

こんな細かいことって、あの場にいないと絶対わからないことです。
色々な経験をしたけれど、しなくて済んだ経験もあったことは幸いだったと思います。


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