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~カウンター越しより~

国産ウイスキーについて

2019年04月10日 20時14分44秒 | ひとりごと

たまには、ウイスキーのことについて語ります(ひとりごとw)

今回は国産ウイスキーについて
近年、クラフト蒸留所といわれる新しい蒸留所が日本各地に増え
とても楽しみにしているところなんですが
スーパーのお酒売り場などで
ん? このウイスキーってなんだ??
みたいなどこで製造したのか
どこのメーカーの商品か不思議に思う「ウイスキー」を見かけることがあります

例えば
モルト、グレーン10%
スピリッツ90%
WHISKYと明記されてます

これって何??
ウイスキーではないでしょ??
と思う方もいるかもしれませんが
日本の法律では「ウイスキー」です
なにも悪いことしてません
むしろ正直に記されてあります

ではここで
日本のウイスキーとは・・・

1)発芽さえた穀類及び水を原料として糖化、発酵させアルコール含有物を蒸留したもの
2)蒸留の抽出時のアルコール分は95度未満
3)1)、2)の酒類にアルコール、スピリッツ、香味料、色素または水を加えたもの
4)原酒混和率10%を超えるもの

本場スコッチウイスキーと比べますと

まず、生産場所に規定がない
これは他の国で仕込まれた原酒を日本に持ち込んで熟成
国内でボトリング それでも国産ウイスキー
ボトリングの際に、アルコール度数の規定がない
スコッチは40度以上でのボトリング
あとは樽熟成の最低年数規定がありません
世界基準の「3年以上」をウイスキーとしてリリースされる商品はありますが
3年未満でもウイスキーとして国産はリリースできます

1)はシングルモルトウイスキー
2)はグレーンウイスキー
3)はブレンデッドウイスキー
4)はブレンデッドウイスキーの比率
この4)がびっくりする方もいるかもしれませんが
原酒混和率10%とはモルト、グレーンのことなので
それ以外のアルコールが90% ←これはなんだ??
ウイスキー以外の物が多く混ざっててウイスキーと明記できるということです

法律がゆるゆるな気がしますが
メーカーは規則を守って
リリースされているので
そこは消費者側がよく見て好みの物を愉しむ
それでいいかと思います
個人的には、やっぱりシングルモルトウイスキーを選びたくなるし
ナチュラルカラー、ノンチルフィルターと記されている商品
もしくは、シングルカスクストレングス(その蒸留所の1樽の原酒)を
求めたくなります



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