欲求は読んで文字の如く、求めて欲しがるだ。
欲した物や事が手に入れば、欲求は成就される。
何を欲しがり求めるのか、無いものだ。
持っているものに対して更に欲しがるというのは、あったとしても稀だ。
ないものねだりや、他人の芝生が良く見えるのは、欲求からしてみれば、謂わば自然だ。
ただ無いものというよりは、更に言及して、手にいれて満足できるものを欲しがる。
手に入れた実感がわかなければダメだ。
人の欲求は枯渇することの無い泉だ。
もう会えない
願いが叶うことがない
だから
思いが募るんだ
またどこかで会えるかもしれない
願い続けていれば
いつかいつか
叶うかもしれない
ゼロではない可能性に
大きな期待を
寄せるんだ
頭の中で理解している事でも
気持ちとかけ離れている事なんて
たくさんある
手に入らないから
欲求の袋の中に
思いが閉じ込むんだ
もしも再び出逢ったり
願いが叶ったならば
きっとこんなにも
想わないだろう